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20世紀を代表するフランス人建築家、デザイナー、ジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé)の作品集。本書は『A PASSION FOR JEAN PROUVÉ』(2013年)をベースに制作された増補版であり、続編である。

コレクターであるローレンス・セガン(Laurence Seguin)とパトリック・セガン(Patrick Seguin)は、1980年代にジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé)の作品と出会い、建築デザインから家具に至るまで、彼の美学全体を迅速に受け入れ、今や同作家最大規模のコレクションを有するまでに至っている。「創られるすべての物には、基本的かつ絶対に実現可能な『構造的アイデア』が必要である(Every object to be created demands a basic, absolutely achievable ‘constructional idea’)」。これは作者の有名な言葉であるが、セガン夫妻はこのスタンスをモデルとして自身のコレクションを築き、現在世界でも主要な支持・提唱者であり、数多くの大規模展覧会を通じて、世にその作品を広める重要な人物となっている。

2014年から2022年の間に「パトリック・セガン・ギャラリー(Galerie Patrick Seguin)」が開催した4つの展覧会、フランスの「シャトー・ラ・コスト(Château La Coste)」での「Jean Prouvé, the Soul of Steel」(2018年)、日本のフランス大使公邸での「the CONSTRUCTOR ジャン・プルーヴェ : 組立と解体のデザイン」(2016年)、「東京都現代美術館」での「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」(2022年)、前作で焦点を当てた「ピナコテカ・ジョヴァンニ・エ・マレッラ・アニェッリ絵画館(Pinacoteca Giovanni e Marella Agnelli)」での「A Passion for Jean Prouvé, from furniture to architecture」を紹介。そしてセガン夫妻が所有する家具、プロトタイプ、建築的要素、そして作者の象徴的な作品である組立・解体可能な建築などの全コレクション、また現代において撮影された写真や未発表のアーカイブ・ドローイングを紹介する。夫妻のプライベートコレクションから厳選された作品を世に紹介した展覧会企画は、コレクションの国際的な知名度を高めるものとなった。コレクションには、「サン・ブルヴァンSaint-Brévin)」テーブル(1939年)のような稀少な作品、「メトロポールMetropole)」チェアや「シテCite)」アームチェアのような象徴的な作品が含まれている。このコレクションの構造を探求することは、現代デザインの真髄にどっぷりと浸るこのとできる場所への招待状であると言えよう。

本書は、セガン夫妻による序文に続き、建築家であり建築史家、理論家、評論家のマーク・ウィグリー(Mark Wigley)によるエッセイを掲載。「コレクションと共に暮らす」というテーマに基づき、密な洞察を我々にもたらすこの作品集は、1980年代後半から収集されてきたこの素晴らしい作品群が、セガン夫妻の日常にいかにして自然に溶け込んでいるかを示している。彼らのアパート、パリのギャラリー、そしてフランス南部ヴァール県にて自然との対話を交わしながら屋外に設置した組立式住宅など、このコレクションは作品への深い情熱を体現すると同時に、プルーヴェの作品が今もなお生き続け、インスピレーションを与え続けていることを証明している。このユニークなプライベート・コレクションは、展覧会や書籍のような特別なプロジェクトを通じて、アンサンブルとしてまとめられ世に届けられているのである。

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ジャン・プルーヴェ

JEAN PROUVÉ, FROM FURNITURE TO ARCHITECTURE

2025

¥ 41,800 (税込)

20世紀を代表するフランス人建築家、デザイナー、ジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé)の作品集。本書は『A PASSION FOR JEAN PROUVÉ』(2013年)をベースに制作された増補版であり、続編である。

コレクターであるローレンス・セガン(Laurence Seguin)とパトリック・セガン(Patrick Seguin)は、1980年代にジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé)の作品と出会い、建築デザインから家具に至るまで、彼の美学全体を迅速に受け入れ、今や同作家最大規模のコレクションを有するまでに至っている。「創られるすべての物には、基本的かつ絶対に実現可能な『構造的アイデア』が必要である(Every object to be created demands a basic, absolutely achievable ‘constructional idea’)」。これは作者の有名な言葉であるが、セガン夫妻はこのスタンスをモデルとして自身のコレクションを築き、現在世界でも主要な支持・提唱者であり、数多くの大規模展覧会を通じて、世にその作品を広める重要な人物となっている。

2014年から2022年の間に「パトリック・セガン・ギャラリー(Galerie Patrick Seguin)」が開催した4つの展覧会、フランスの「シャトー・ラ・コスト(Château La Coste)」での「Jean Prouvé, the Soul of Steel」(2018年)、日本のフランス大使公邸での「the CONSTRUCTOR ジャン・プルーヴェ : 組立と解体のデザイン」(2016年)、「東京都現代美術館」での「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」(2022年)、前作で焦点を当てた「ピナコテカ・ジョヴァンニ・エ・マレッラ・アニェッリ絵画館(Pinacoteca Giovanni e Marella Agnelli)」での「A Passion for Jean Prouvé, from furniture to architecture」を紹介。そしてセガン夫妻が所有する家具、プロトタイプ、建築的要素、そして作者の象徴的な作品である組立・解体可能な建築などの全コレクション、また現代において撮影された写真や未発表のアーカイブ・ドローイングを紹介する。夫妻のプライベートコレクションから厳選された作品を世に紹介した展覧会企画は、コレクションの国際的な知名度を高めるものとなった。コレクションには、「サン・ブルヴァンSaint-Brévin)」テーブル(1939年)のような稀少な作品、「メトロポールMetropole)」チェアや「シテCite)」アームチェアのような象徴的な作品が含まれている。このコレクションの構造を探求することは、現代デザインの真髄にどっぷりと浸るこのとできる場所への招待状であると言えよう。

本書は、セガン夫妻による序文に続き、建築家であり建築史家、理論家、評論家のマーク・ウィグリー(Mark Wigley)によるエッセイを掲載。「コレクションと共に暮らす」というテーマに基づき、密な洞察を我々にもたらすこの作品集は、1980年代後半から収集されてきたこの素晴らしい作品群が、セガン夫妻の日常にいかにして自然に溶け込んでいるかを示している。彼らのアパート、パリのギャラリー、そしてフランス南部ヴァール県にて自然との対話を交わしながら屋外に設置した組立式住宅など、このコレクションは作品への深い情熱を体現すると同時に、プルーヴェの作品が今もなお生き続け、インスピレーションを与え続けていることを証明している。このユニークなプライベート・コレクションは、展覧会や書籍のような特別なプロジェクトを通じて、アンサンブルとしてまとめられ世に届けられているのである。

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取り扱い twelvebooks
サイズ 29.5 x 25.0 x cm
重量 1.0kg
商品コード 1100043354
出版 GALERIE PATRICK SEGUIN
著者 Jean Prouvé
ISBN 9782909187280
配送までの期間 ご注文確定後、2-7日以内
カテゴリー
送料 ¥770(税込)
購入条件

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