SOLD OUT
ベルギー人詩人であり映像作家、コンセプチュアルアーティストのマルセル・ブロータス(Marcel Broodthaers)による作品集。2010年9月から2011年1月にかけてドイツ・デュッセルドルフの「クンストハレ・デュッセルドルフ(Kunsthalle Düsseldorf)」、「ラインラント・ヴェストファーレン芸術協会(Kunstverein für die Rheinlande und Westfalen)」で開催された展覧会に伴い刊行された。
本書では、タシタ・ディーン(Tacita Dean)、オリヴィエ・フロン(Olivier Foulon)、アンドレアス・ホーファー(Andreas Hofer)、ヘンリク・オレセン(Henrik Olesen)、キルステン・ピーロート(Kirsten Pieroth)、スティーヴン・プリナ(Stephen Prina)、リクリット・ティラヴァーニャ(Rirkrit Tiravanija)、ジョエル・テュルランクス(Joëlle Tuerlinckx)、スザンヌ・ウィンターリング(Susanne M. Winterling)、ケリス・ウィン・エヴァンス(Cerith Wyn Evans)らの作品を通して、その多面的な影響を検証する。
1970年から1972年にかけて、作者はデュッセルドルフ旧市街のブルク広場12番地にアトリエを構えていた。この時期、作者は代表的なプロジェクト『近代美術館 鷲部門(Musée d’Art Moderne, Département des Aigles)』の12セクションうちの一部である「映画部門(Séction Cinéma)」の制作に取り組んでいる。
美術史家であるユルゲン・ハルテン(Jürgen Harten)は、1968年および1971年の「Prospect」展をはじめ、「クンストハレ・デュッセルドルフ」において数多くのプロジェクトを実現する機会を作者に提供した。1971年には、伝説的な展覧会「近代美術館鷲部門図形セクション―漸新世から現代まで(Séction des Figures. Der Adler vom Oligozän bis heute)」が同館で開催され、同年、ブルク広場のアトリエでは「映画部門」も発表された。さらに1997年には、同館において、没後展「Cinéma」として映像作品が紹介されている。
生前、作者は同時代でもっとも影響力のある作家の一人とみなされていた。今日においても、その作品はなお強い今日性を保ち続けており、その視覚理論や主題への参照は、多くの現代作家の実践のなかに見出すことができる。とりわけ、想像力や表象を通じて映画イメージを解体しようとした映像作品群は、現代美術における映像表現の重要な出発点となっている。また、その実践には、後に「制度批判(institutional critique)」として位置づけられることになる問題意識も含まれていた。こうした急進性、先駆性、そして詩的な側面をあわせ持つ作品群が、本格的に再評価され始めたのは、ごく近年のことである。
本展では、「クンストハレ・デュッセルドルフ」と同じ建物内に位置し、同時代の美術を紹介する「ラインラント・ヴェストファーレン芸術協会」では、作者の作品とともに、その実践から直接的な影響を受けた現代作家らによる近作があわせて展示された。作品群は、単に特定のモチーフとの緩やかな関連性を示すのではなく、今日なお作者の作品を重要たらしめている問いや思考を更新することでオマージュとして機能している。
ドイツ語、英語併記。
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| 取り扱い | twelvebooks |
|---|---|
| サイズ | x 29.8 x 22.9 cm |
| 重量 | 1.0kg |
| 商品コード | 1100054177 |
| 出版 | WALTHER KÖNIG |
| 著者 | Marcel Broodthaers |
| ISBN | 9783865608918 |
| 配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
| カテゴリー | |
| 送料 | ¥770(税込) |
| 購入条件 |