フランス人フォトグラファー、フランソワ・アラール(François Halard)の作品集。イタリアのカラー写真界のパイオニアでもあるルイジ・ギッリ(Luigi Ghirri)のスタジオを撮影した一冊であり、2011年に作者が個展を開催した際にルイジ・ギッリの妻パオラと出会ったことがきっかけで制作に至った。作者がエミリア=ロマーニャ州ロンコチェージのとある村に建つルイジ・ギッリの邸宅に訪れた時、そこはまるでアーティスト自身の肖像のようであり、そこを写すことは詩の中で描かれている形や趣きを写真で表す行為であると感じた。同時にそれは写真というものがどこまで表現しうるのかを証明することであり、洗練された美しさと日常的な要素のどちらもあわせ持つその空間を、肌で感じとるように形にするということだった。作者が写真を通して織りなすストーリーは、非常に私的な探求であり同時にルイジ・ギッリの追憶でもあった。自身のカメラのレンズはルイジ・ギッリの歩んだ道筋に焦点を当てながら、その部屋に神聖さをもたらしている。本作に収録されたスタジオの記録は、外の世界との関わりをもつための手段であり、不可欠かつ価値である「美」そのものであり、もはや人類学的観点とも捉えうる生の追求の中で究極の表現を見い出してすらいる。

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¥ 16,500 (税込)

フランス人フォトグラファー、フランソワ・アラール(François Halard)の作品集。イタリアのカラー写真界のパイオニアでもあるルイジ・ギッリ(Luigi Ghirri)のスタジオを撮影した一冊であり、2011年に作者が個展を開催した際にルイジ・ギッリの妻パオラと出会ったことがきっかけで制作に至った。作者がエミリア=ロマーニャ州ロンコチェージのとある村に建つルイジ・ギッリの邸宅に訪れた時、そこはまるでアーティスト自身の肖像のようであり、そこを写すことは詩の中で描かれている形や趣きを写真で表す行為であると感じた。同時にそれは写真というものがどこまで表現しうるのかを証明することであり、洗練された美しさと日常的な要素のどちらもあわせ持つその空間を、肌で感じとるように形にするということだった。作者が写真を通して織りなすストーリーは、非常に私的な探求であり同時にルイジ・ギッリの追憶でもあった。自身のカメラのレンズはルイジ・ギッリの歩んだ道筋に焦点を当てながら、その部屋に神聖さをもたらしている。本作に収録されたスタジオの記録は、外の世界との関わりをもつための手段であり、不可欠かつ価値である「美」そのものであり、もはや人類学的観点とも捉えうる生の追求の中で究極の表現を見い出してすらいる。

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取り扱い twelvebooks
エディション SIGNED BY FRANÇOIS HALARD
サイズ 30.5 x 23.0 x cm
重量 1.0kg
商品コード 1100043887
出版 KEHRER
著者 François Halard
ISBN 9783868283976
配送までの期間 ご注文確定後、2-7日以内
カテゴリー
送料 ¥770(税込)
購入条件

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