¥ 19,250 (税込)
ベルリンを拠点として活動するイギリス人アーティスト、タシタ・ディーン(Tacita Dean)の作品集。テキサス、ヒューストンの「メニル・コレクション(Menil Collection)」で2024年10月から2025年4月まで開催されている展覧会「Tacita Dean: Blind Folly」に伴い刊行された。
2024年2月、作者は「メニル・コレクション」に建つ「サイ・トゥオンブリー・ギャラリー(Cy Twombly Gallery)」にてレジデンスを行なった。イタリアの巨匠とも評される建築家、レンゾ・ピアノ(Renzo Piano)が、21世紀を代表するアメリカ人アーティストであるサイ・トゥオンブリー(Cy Twombly)と共同でデザインを手がけたこのギャラリーには、トゥオンブリーの作品が展示されており、その作品群は、方向感覚や時間的な感覚を一時的に失うような雰囲気を強めるようトゥオンブリー本人によって整えられている。作者にとって、このギャラリーは巡礼の地のような特別な場所であり、「頭の外に出る場所」であるという。作者は、1980年代後半に美術大学の学位論文でトゥオンブリーについて著して以来、アメリカ人画家であり彫刻家でもあるこの人物の作品を愛してきた。2009年には、イタリアのガエータに建つトゥオンブリーのアトリエを撮影し、2011年には一緒にドキュメンタリー映画『エドウィン・パーカー(原題:Edwin Parker)』を制作。加えて、トゥオンブリーの作品に関する数多くの執筆も手がけている。今回メニルでの滞在中、作者はギャラリーで一泊する許可を得た。
本書は、この無二のアーティストに敬意を捧ぐべく制作されたカラーとモノクロの写真で満ちており、溢れんばかりの憧れと賞賛、崇拝の念が込められた一冊である。トゥオンブリーの作品に対して長年抱いてきた敬愛と、作者と作品との密接な関係が反映されていると同時に、新たな、そして驚くべき、予想もしていなかったような道を本作は歩んでいる。
本書には、「サイ(Cy)」と共に過ごした夜を経て生まれたノートを元にした小冊子が付属する。
また、展覧会に伴い作者の創作をキュレーターであるミッシェル・ホワイト(Michelle White)が考察した一冊『BLIND FOLLY OR HOW TACITA DEAN DRAWS』もあわせて刊行されている。
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取り扱い | twelvebooks |
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サイズ | 24.0 x 35.0 x cm |
重量 | 1.0kg |
商品コード | 1100041959 |
出版 | MACK |
著者 | Tacita Dean |
配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
カテゴリー | |
送料 | ¥770(税込) |
購入条件 |