ノルウェー人アーティスト、ガーダー・アイダ・アイナーソン(Gardar Eide Einarsson)の作品集。2017年にラットホールギャラリーで開催された展覧会「Studies and Further Studies in a Dying Culture」に伴い刊行された。

ガーダーはノルウェイ生まれで、アーティストとして出発点となるアメリカはニューヨークに拠点を置いた後、現在は日本に住みながら制作を続けている。これまでヨーロッパ、アメリカ、そして日本での個展及びグループ展のほか、その作品は世界各国のビエンナーレでも展示されてきた。

本作では、自身のペインティングの上から黒いタープ布を重ね、敢えてそこにあった作品を見えなくしてしまっている。見えなくなった作品は見たいと思う我々から隠された状態にもあり、同時にタープ布で保護されているとも考えられる。タープという素材は、外で使用する頑丈で便利な日常品であり、繊細で美しい美術品のイメージとは根底から対立するものという点にもガーダーらしさが見受けられる。

以下プレスリリースより抜粋

ラットホールギャラリーでは9月8日より11月26日まで、ガーダー・アイダ・アイナーソンの個展を開催いたします。当ギャラリーにて3 回目の個展となる本展は、アイナーソン自身はじめての試みとして、ペインティング作品にのみ焦点を絞り、新作 10 点を展示いたします。

ガーダー・アイダ・アイナーソン(1976 年ノルウェー生まれ、東京在住)は、ペイン ティングだけでなく、立体作品や映像作品など、ジャンルを横断して多岐にわたる作品 を制作しています。その作品はこれまで、個展・グループ展を問わず、世界各地の美術 館やビエンナーレ等で展示されています。 アイナーソンは、権力関係に忍び込む恐怖やパラノイア(偏執・妄想)に加え、社会・ 政治・経済の構造における権力とそれに対する抵抗に、強い関心を注いでいます。彼の 作品では、政治から犯罪まで多種多様な社会事象のイメージや情報が、アプロプリエー ション(剽窃)・アッサンブラージュ・抽象化といった手法を経ることで、本来の文脈 や意味が剥ぎ取られ、様々なレイヤーの折り重なった、しばしば権力への抵抗を示すも のへと作り変えられています。 本展の作品に描かれている図像はそれぞれ、書物の装幀やDVD のパッケージデザイン、 政治的なノベルティなどから引用されたものです。具体的には、日本の終末信仰集団を 取材したドキュメンタリーフィルム、大恐慌時代のシカゴの政治を分析した1937 年の 書物、1969 年に開催された14 人のミニマリズム作家の展覧会図録、急進的左翼アクテ ィヴィズム(加速主義)の書物などを挙げることができます。どの作品にも共通して現 れているのは、作品タイトルが含み持つ意味と、作品のフラットな表面がもたらす空虚 さとの落差です。意味内容や「絵画らしさ」は後退し、見る者は常にそのフラットな画 面にどこか「遠さ」を感じることでしょう。 しかしながら、彼のペインティング作品の核心は必ずしも、四辺に囲まれたカンヴァス の中だけにあるわけではなく、タイトルの着想元であるソースマテリアルもまた重要な 役割を担っています。意味伝達という機能が取り払われた彼の作品は、代わって、絵画 の表面を見ることからだけでは完全には読み取れない、どこか他の場所に存在する言説 空間への戸口として機能し始めます。 ミニマリズム絵画や構成主義絵画にも通底する、徹底したモノクロームの使用をはじめ、 アイナーソンのペインティング作品は、色あるいは情報量に抑制をきかせるなど、制作 にあたって厳格な枠組みが採用されています。そうすることで彼は、制作時のアクシデ ントや偶然を絵画の問題へと引き上げ、絵画にしかなしえない「空間」を出現させています。

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¥ 7,700 (税込)

ノルウェー人アーティスト、ガーダー・アイダ・アイナーソン(Gardar Eide Einarsson)の作品集。2017年にラットホールギャラリーで開催された展覧会「Studies and Further Studies in a Dying Culture」に伴い刊行された。

ガーダーはノルウェイ生まれで、アーティストとして出発点となるアメリカはニューヨークに拠点を置いた後、現在は日本に住みながら制作を続けている。これまでヨーロッパ、アメリカ、そして日本での個展及びグループ展のほか、その作品は世界各国のビエンナーレでも展示されてきた。

本作では、自身のペインティングの上から黒いタープ布を重ね、敢えてそこにあった作品を見えなくしてしまっている。見えなくなった作品は見たいと思う我々から隠された状態にもあり、同時にタープ布で保護されているとも考えられる。タープという素材は、外で使用する頑丈で便利な日常品であり、繊細で美しい美術品のイメージとは根底から対立するものという点にもガーダーらしさが見受けられる。

以下プレスリリースより抜粋

ラットホールギャラリーでは9月8日より11月26日まで、ガーダー・アイダ・アイナーソンの個展を開催いたします。当ギャラリーにて3 回目の個展となる本展は、アイナーソン自身はじめての試みとして、ペインティング作品にのみ焦点を絞り、新作 10 点を展示いたします。

ガーダー・アイダ・アイナーソン(1976 年ノルウェー生まれ、東京在住)は、ペイン ティングだけでなく、立体作品や映像作品など、ジャンルを横断して多岐にわたる作品 を制作しています。その作品はこれまで、個展・グループ展を問わず、世界各地の美術 館やビエンナーレ等で展示されています。 アイナーソンは、権力関係に忍び込む恐怖やパラノイア(偏執・妄想)に加え、社会・ 政治・経済の構造における権力とそれに対する抵抗に、強い関心を注いでいます。彼の 作品では、政治から犯罪まで多種多様な社会事象のイメージや情報が、アプロプリエー ション(剽窃)・アッサンブラージュ・抽象化といった手法を経ることで、本来の文脈 や意味が剥ぎ取られ、様々なレイヤーの折り重なった、しばしば権力への抵抗を示すも のへと作り変えられています。 本展の作品に描かれている図像はそれぞれ、書物の装幀やDVD のパッケージデザイン、 政治的なノベルティなどから引用されたものです。具体的には、日本の終末信仰集団を 取材したドキュメンタリーフィルム、大恐慌時代のシカゴの政治を分析した1937 年の 書物、1969 年に開催された14 人のミニマリズム作家の展覧会図録、急進的左翼アクテ ィヴィズム(加速主義)の書物などを挙げることができます。どの作品にも共通して現 れているのは、作品タイトルが含み持つ意味と、作品のフラットな表面がもたらす空虚 さとの落差です。意味内容や「絵画らしさ」は後退し、見る者は常にそのフラットな画 面にどこか「遠さ」を感じることでしょう。 しかしながら、彼のペインティング作品の核心は必ずしも、四辺に囲まれたカンヴァス の中だけにあるわけではなく、タイトルの着想元であるソースマテリアルもまた重要な 役割を担っています。意味伝達という機能が取り払われた彼の作品は、代わって、絵画 の表面を見ることからだけでは完全には読み取れない、どこか他の場所に存在する言説 空間への戸口として機能し始めます。 ミニマリズム絵画や構成主義絵画にも通底する、徹底したモノクロームの使用をはじめ、 アイナーソンのペインティング作品は、色あるいは情報量に抑制をきかせるなど、制作 にあたって厳格な枠組みが採用されています。そうすることで彼は、制作時のアクシデ ントや偶然を絵画の問題へと引き上げ、絵画にしかなしえない「空間」を出現させています。

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取り扱い twelvebooks
エディション limited edition of 1,000 copies
サイズ 30.5 x 23.3 x cm
重量 1.0kg
商品コード 1100011227
出版 RAT HOLE GALLERY
著者 Gardar Eide Einarsson
ISBN 9784909227010
配送までの期間 ご注文確定後、2-7日以内
カテゴリー
送料 ¥550(税込)

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