¥ 26,400 (税込)
アメリカ人アーティスト、クリストファー・ウール(Christopher Wool)の作品集。
「チナティ(ファウンデーション)に初めて滞在したとき、まるで自分のドローイングの線そのもののような、しかもそれ以上に良い一本のワイヤーを見つけたんだ。それで、そのバロック的なワイヤーの断片を(ドナルド)ジャッドの風景から取り出すのが面白いと思った……。そうした“描かれた線”のようなワイヤーの断片を見つけるうちに、特に理由もなくそれらを集めるようになった。そして何年も経ってから、その押しつぶされたワイヤーの塊が、三次元的に再構成できることに気づいた。」—クリストファー・ウール
「HOLZWARTH PUBLICATIONS」から刊行された作者による5冊目のアーティストブックである本作は、これまでのシリーズ『WESTTEXASPSYCHOSCULPTURE』(2017年)、『ROAD』(2017年)、『YARD』(2018年)、『SWAMP』(2019年)の展開を引き継ぐものである。このシリーズは、ドナルド・ジャッド(Donald Judd)がテキサス州の砂漠地帯マーファに設立した現代美術館「チナティ・ファンデーション(チナティ財団 / Chinati Foundation)」周辺の道路や裏庭を撮影した2組の写真から始まった。第3作『YARD』では、各イメージの中に異なる二つの現実が重ね合わされ、第4作『SWAMP』では、もとの写真の視線が新たなイメージ世界を生成するための基層として機能するにとどまっていた。
そして本作において、作者は再び現実の断片へと視線を向ける。拾い集めたフェンスや干し草を束ねるためのワイヤーを用い、その彫刻的な特性を、強いコントラストのモノクロ写真によって探っている。ミクロな断片が、マクロな世界へと転換されている。
彫刻作品においては、この潜在的なマケットの一部が拡大され、ブロンズやスチールとして鋳造される。一方、本書に収められた写真においては、拾得物そのものが観察の対象となり、その彫刻的なかたちは、フレーミングや後のイメージ処理によって立ち上がる。作者はそれぞれのモデルを、床と壁が交わる水平線上の中央に配置する。
写真ごとにワイヤーは姿を変え、動きを見せる。線は立ち上がり、折り返し、自らに絡みつきながら、やがて無秩序な塊へと厚みを増し、空間へと自由に枝分かれしていく。変奏と反復を繰り返すモチーフ、類似しながらも異なる配置の連なりは、それ自体で一つの物語を形成し、見る者に再び視線を向けさせ、異なるイメージを見出すことを促す。そして、意図的にハイキーに処理されたイメージは、自由に展開するワイヤーの彫刻的な線を、再び作者の絵画におけるグラフィックな平面性へと引き戻していくのである。
*サイン入り
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| 取り扱い | twelvebooks |
|---|---|
| エディション | limited edition of 1,200 copies |
| サイズ | 38.1 x 25.4 x cm |
| 重量 | 1.0kg |
| 商品コード | 1100053677 |
| 出版 | HOLZWARTH PUBLICATIONS |
| 著者 | Christopher Wool |
| ISBN | 9783947127368 |
| 配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
| カテゴリー | |
| 送料 | ¥770(税込) |
| 購入条件 |