THESAURUS OF CHILD ECOLOGY
2025
¥ 10,340 (税込)
子どもたちが教科書のデザインに関わることで生まれた、カード形式で構成されたエコロジーのための学習ツール。
本書は子どもたちが自らの教科書のデザインに関わるとき、何が起こるのかを示す一冊である。学校科目としてのエコロジーを読み解くためのリーダーであると同時に、イメージのエコロジーがいかにして集団的な学びの方法として機能するのかを示す実践的なツールでもある。
本書の中心をなすのは、250枚のカードであり、「Names」「Things」「Uses」の三つのカテゴリーに色分けされている。「Names」はエコロジーに関わる主要な概念を簡潔に定義し、「Things」は紀元前300年から2020年に至るまでに書かれたテキストの要約を収録し、それらの概念との関係を示す。「Uses」は、これらの概念とテキストを実践的に結びつけ、活性化させるためのエクササイズを提示する。これらのカードは相互に作用しながら、生きたテサウルス(語彙集)のように機能する。意味は固定されたものではなく、使用や関係性、文脈のなかで見出されていく。
学生たちはまず実践的なエクササイズ(Uses)に取り組み、次にそれらの背景となるテキスト(Things)を学び、最終的に自らの行為や読解の背後にある複雑な概念(Names)を理解していく。教室では、カードをサンプルホルダーでつなぎ合わせることで、共同的なインスタレーションやタペストリーを構築することができる。それぞれの構成は固有の思考のエコロジーを形づくり、単一の物語に収斂することなく、子どもたちがそれぞれ独自の意味の環境を立ち上げていく。
本書の形態および構造は、イタリア、カスティリオーネ・デッレ・スティヴィエーレで2023年から2025年にかけて実施されたワークショップに参加した24名の子どもたちのフィードバックに基づいている。当初は教育者によって設計され、従来の教育制度に見られるような、既存の教科書のあり方を踏襲していたが、子どもたちは自らの教科書のかたちについて具体的な要望を示した。それにより、内容の順序は再構成され、装丁にはソフトカバーの形式が採用され、イメージとテキストの併用、1ページあたりの情報量の削減、色彩の導入、セリフ体の書体の使用などが決定された。
本書は、教育における出版の役割について問いを投げかける。どのような知識が印刷されるのかを誰が決定するのか。そもそも、今日において本は印刷される必要があるのか。子どもたちは自らの学びのツールを共に作り上げることができるのか。こうした問いは、ワークショップの実践に根ざしている。そこでは、アイデアがどのように移動し、イメージがいかに対話を促し、学びがいかにして生きたアーカイヴとして記録されうるのかが探究されている。情報は書物にとどまらず、展覧会やゲーム、理論、あるいは共有される身振りへと再編成され、再利用されていく。
本書は読むだけでなく、表紙に付属するホルダーを用いることで、壁掛けのタペストリーとして設置することも可能である。また、本プロジェクトに付随して、子供たちが描いた鳥(ドードー)を用いた小さいノート『DODO NOTEBOOKS』が製作されている。
本プロジェクトは、イタリア文化省現代創造総局によって推進される「Strategia Fotografia 2024」の支援を受けている。
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| 取り扱い | twelvebooks |
|---|---|
| エディション | limited edition of 800 copies |
| サイズ | 21.0 x 14.8 x cm |
| 重量 | 1.0kg |
| 商品コード | 1100053672 |
| 出版 | SHIBBOLETH |
| ISBN | 9788894759174 |
| 配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
| カテゴリー | |
| 送料 | ¥770(税込) |
| 購入条件 |