UNEARTHING THE MUSIC FOOTNOTES TO SONIC RESISTANCE IN NON-DEMOCRATIC EUROPE (1950-2000)
2025
¥ 7,480 (税込)
20世紀後期、非民主的体制下においてヨーロッパで生まれた抵抗の音楽を掘り起こすアーカイヴ・プロジェクト「Unearthing the Music」の記録をまとめた一冊。
本プロジェクトはポルトガルで始まり、ヨーロッパにおける実験音楽の歴史と、それを取り巻く物語に関心を寄せる5か国5つの団体が協働する。とりわけ20世紀後半を通して創作の自由が著しく制限されていた国や体制における音楽の歴史に焦点を当てている。オンライン・リソースセンターに音楽、映像、論考、証言、見解、調査研究を集積するとともに、この問題に対する認識と議論を促進することで、対象とする各国における芸術への多様な統制のもとで、いかにして創造的な精神を保ち、革新的な音楽制作を通して自己表現を発展させることが可能であったのかを検証することを目指す。
本書は、このプロジェクトの最終成果として作られた一冊であり、実験的アンダーグラウンド音楽およびプロテスト・サウンド(政治的抗議のメッセージを含むサウンド)のためのこのアーカイヴを構築してきた取り組みの集大成である。このアーカイヴは、東欧における「現実社会主義」体制のみならず、スペイン、ポルトガル、そしてギリシャ軍事政権といった、しばしば見過ごされてきた体制も射程に含んでいる。
この一冊は、広範な領域における主要な論点を提示する。すなわち、国家との関係、逃走への欲望、対抗的コミュニティの力、さらには解放後に訪れた失望である。ポーランドおよび東ドイツ(GDR)におけるジャズ、ユーゴスラビアのコンセプチュアル・ポストパンク、国営電子音楽スタジオ、レントゲニズダート(Roentgenizdat / ※註1)やマグネティズダート(Magnetizdat / ※註2)による制作、サブカルチャーにおける女性の役割、ルーマニアの前衛、イベリア半島のパンク、ウクライナのアンダーグラウンドといった主題が扱われる。そこには数多くの写真、図版を収録しており、さらなる探究と発見への旅に読者を誘う。
※註1 ソビエト連邦圏における非公式音源流通形態。使用済みX線フィルム(レントゲン写真)に音を刻んで複製され、国家検閲を回避するための地下的な流通手段として用いられた。
※註2 磁気テープによる地下複製を指す。国家検閲を受けない私的流通形態であり、サミズダート(地下出版)の音楽版にあたる。
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| 取り扱い | twelvebooks |
|---|---|
| サイズ | 23.0 x 15.0 x cm |
| 重量 | 1.0kg |
| 商品コード | 1100051559 |
| 出版 | SPECTOR BOOKS |
| ISBN | 9783959055406 |
| 配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
| カテゴリー | |
| 送料 | ¥770(税込) |
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