2011年、東京都現代美術館で開催された個展の図録『SYNTHESIS』以降の作品を中心に、150点以上を344ページにわたって収録した最新作品集『METAMORPHOSIS』。 名和晃平のヴィジョンやクリエイションを複合的に伝えながら、アート、建築、パフォーマンス、デザインなど横断的に領域を拡げる「Sandwich」での活動も含めた、これまでの活動や展開を包括する一冊となっています。

今回OILby美術手帖では、特典「COLLECTOR’S EDITION」として、名和晃平のマルチプルを抽選販売をいたします。

抽選期間；2020年8月26日〜9月1日

抽選申し込みについて：https://oil.bijutsutecho.com/special/88

《VELVET-TOTEM(NB)》

神話や土着的な信仰や儀礼などのイメージをダンスに取り入れ、肉体と精神の相克をダンスのなかに映し出してきた振付家ダミアン・ジャレとの共作。生と死、大地と生命の循環、そのすべてのバックグラウンドとなる「VESSEL」（器|船）を基本概念と位置づけ、気体・液体・固体に至る物性の幅を有する舞台美術と、動的に「態」を変え続けるダンサーの肉体との融合に挑んだ。頭部を見せない「ヘッドレス」という特徴的なポーズが、性別や出自に匿名性を与え、彫刻的な身体表現を通してその世界観を伝える。