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"ゆらぎ"の絵画で人間の性と世界の有様を表現する気鋭画家・黒宮菜菜。

黒宮が描く境界が曖昧で幻想的なイメージは、見る人の想像力を喚起させ、曖昧であるが故により強い印象を脳裏に焼き付ける。また画中の絵具が流れた痕跡からは、様々の移ろいが美しくまた儚くも想起させられる。

黒宮の近年の油彩作品には、キャンバスの周りに額縁のような形態の厚い絵具層の土手がある。キャンバスを寝かせた状態にして、上から画用液を土手のヒタヒタまで注ぎ込むと、絵具で描いたイメージは消えたり、滲んだり、ぼやけていくーこの独自の手法が黒宮の”ゆらぎ”を産み出している。制作の過程上表れたこの土手は、画用液を画面上に留まらせる、まるで器のような役割を果たしている。

黒宮の絵は、ある種の物語性(小説、悲劇、喜劇、登場人物、人間の性、生と死)をモチーフとしている。

今作は、小説『エレンディラ』(著者:ガブリエル ガルシア=マルケス)のあるシーンの文字情報を視覚イメージに変換し、そのイメージを幾通りもの作業工程を経てキャンバスへと描いた。

 

 

■ VOCA展2020 参加 (佳作賞 受賞)

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黒宮菜菜

Image-エレンディラ

2020

SOLD OUT

"ゆらぎ"の絵画で人間の性と世界の有様を表現する気鋭画家・黒宮菜菜。

黒宮が描く境界が曖昧で幻想的なイメージは、見る人の想像力を喚起させ、曖昧であるが故により強い印象を脳裏に焼き付ける。また画中の絵具が流れた痕跡からは、様々の移ろいが美しくまた儚くも想起させられる。

黒宮の近年の油彩作品には、キャンバスの周りに額縁のような形態の厚い絵具層の土手がある。キャンバスを寝かせた状態にして、上から画用液を土手のヒタヒタまで注ぎ込むと、絵具で描いたイメージは消えたり、滲んだり、ぼやけていくーこの独自の手法が黒宮の”ゆらぎ”を産み出している。制作の過程上表れたこの土手は、画用液を画面上に留まらせる、まるで器のような役割を果たしている。

黒宮の絵は、ある種の物語性(小説、悲劇、喜劇、登場人物、人間の性、生と死)をモチーフとしている。

今作は、小説『エレンディラ』(著者:ガブリエル ガルシア=マルケス)のあるシーンの文字情報を視覚イメージに変換し、そのイメージを幾通りもの作業工程を経てキャンバスへと描いた。

 

 

■ VOCA展2020 参加 (佳作賞 受賞)

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取り扱い ギャラリーノマル
サイズ 18.5 x 14.5 x 4.6 cm
商品コード 1100005166
配送までの期間 1週間以内
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