中原浩大
Kodai Nakahara
中原浩大は1961年岡山県生まれ。86年に京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。80年代から様々な素材やメディアを使った作品を制作し、関西を拠点に活動する若手作家たちのグループ「関西ニューウェーブ」の中心人物として評価される。90年代以降は、ブロック玩具やプラモデルなどの既製品を用いて、美術作家としての自身のあり方を問い直そうとする作品を発表。92年に椹木野衣キュレーションの「アノーマリー」展(レントゲン藝術研究所、東京)に村上隆、ヤノベケンジらとともに参加した。95年以降は作家活動から距離を置くも、同年より阪神大震災での体験をもとに子供の緊急の居所について考えるプロジェクト「カメパオプロジェクト」を設立。以降プロジェクトチームのメンバーとして参加している。近年での主な個展は「中原浩大 自己模倣」(岡山県立美術館、2013)、「中原浩大 Drawings 1986-2012コーちゃんは、ゴギガ?」 (伊丹市立美術館、兵庫、2012)など。グループ展として「田中信太郎+岡崎乾二郎+中原浩大 かたちの発語展」(BankART Studio NYK、横浜、2014)、釜山ビエンナーレ(2016)、「アジア回廊 現代美術展」(京都市内、2017)などに参加。