東ドイツにおけるクィアとアートの関係を、9名のアーティストの歩みからたどる作品集。本書は、2026年3月から8月にかけてベルリンの「クンストフェライン・オスト(Kunstverein Ost / KVOST)」、「新造形芸術協会(neue Gesellschaft für bildende Kunst / nGbK)」、「ミッテ区博物館(Mitte Museum)」、「ドイツ工作連盟アーカイブ(Werkbundarchiv)」の4会場で開催された「Queere Kunst in der DDR?」展に伴い刊行された。

東ドイツのクィアの人々は、政府による管理、強いられた公の沈黙、そして社会的な不可視性によって規定された状況のなかで生きていた。ドイツ民主共和国は1968年、西ドイツよりも何年も早く刑法第175条を削除したが、第151条は存続し、クィアの人々の不平等な地位を法的に定め続けた。段階的な非犯罪化が進んだにもかかわらず、同性愛は社会的にも政治的にも、根強い偏見にさらされ続けた。ベルリンの壁崩壊後も、クィアのアーティストたちの状況が大きく改善することはなかった。それどころか、東ドイツ出身の多くのアーティストが、忘れ去られる危機に直面した。

クィアの人々の生涯と、共産主義独裁下における芸術表現。この2つの視点の結びつきは、今日に至るまでほとんど研究されていない。本展覧会と出版のプロジェクトは、東ドイツの美術におけるクィアのポジションに光を当て、共産主義独裁のもとで、アーティストのセクシュアリティがその作品と職業上の歩みにどのような影響を与えたのかという問いを掘り下げる。本書は、トニ・エーベル(Toni Ebel)、アンドレアス・フックス(Andreas Fux)、ハリー・ハッハマイスター(Harry Hachmeister)、ヨッヘン・ハス(Jochen Hass)、ドロテア・フォン・フィリップスボルン(Dorothea von Philipsborn)、エリカ・シュテュルマー=アレックス(Erika Stürmer-Alex)、リタ・“トミー”・トーマス(Rita “Tommy” Thomas)、ユルゲン・ヴィットドルフ(Jürgen Wittdorf)、エゴン・ヴローベル(Egon Wrobel)の生涯と作品をたどり、それぞれが時代の政治的・社会的制約にいかに異なるかたちで向き合ったかを示している。

ビルギット・ボゾルト(Birgit Bosold)、ドロテー・ブリル(Dorothee Brill)、マリア・ビューナー(Maria Bühner)、クリスティーネ・ハイデマン(Christine Heidemann)、シュテファン・コアール(Stephan Koal)、クリストフ・タンネルト(Christoph Tannert)、ライムント・ヴォルフェルト(Raimund Wolfert)によるエッセイを収録。

ドイツ語、英語併記。

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QUEER ART IN THE GDR? BIOGRAPHIES BETWEEN UNDERGROUND AND PROPAGANDA

2026

¥ 11,000 (税込)

東ドイツにおけるクィアとアートの関係を、9名のアーティストの歩みからたどる作品集。本書は、2026年3月から8月にかけてベルリンの「クンストフェライン・オスト(Kunstverein Ost / KVOST)」、「新造形芸術協会(neue Gesellschaft für bildende Kunst / nGbK)」、「ミッテ区博物館(Mitte Museum)」、「ドイツ工作連盟アーカイブ(Werkbundarchiv)」の4会場で開催された「Queere Kunst in der DDR?」展に伴い刊行された。

東ドイツのクィアの人々は、政府による管理、強いられた公の沈黙、そして社会的な不可視性によって規定された状況のなかで生きていた。ドイツ民主共和国は1968年、西ドイツよりも何年も早く刑法第175条を削除したが、第151条は存続し、クィアの人々の不平等な地位を法的に定め続けた。段階的な非犯罪化が進んだにもかかわらず、同性愛は社会的にも政治的にも、根強い偏見にさらされ続けた。ベルリンの壁崩壊後も、クィアのアーティストたちの状況が大きく改善することはなかった。それどころか、東ドイツ出身の多くのアーティストが、忘れ去られる危機に直面した。

クィアの人々の生涯と、共産主義独裁下における芸術表現。この2つの視点の結びつきは、今日に至るまでほとんど研究されていない。本展覧会と出版のプロジェクトは、東ドイツの美術におけるクィアのポジションに光を当て、共産主義独裁のもとで、アーティストのセクシュアリティがその作品と職業上の歩みにどのような影響を与えたのかという問いを掘り下げる。本書は、トニ・エーベル(Toni Ebel)、アンドレアス・フックス(Andreas Fux)、ハリー・ハッハマイスター(Harry Hachmeister)、ヨッヘン・ハス(Jochen Hass)、ドロテア・フォン・フィリップスボルン(Dorothea von Philipsborn)、エリカ・シュテュルマー=アレックス(Erika Stürmer-Alex)、リタ・“トミー”・トーマス(Rita “Tommy” Thomas)、ユルゲン・ヴィットドルフ(Jürgen Wittdorf)、エゴン・ヴローベル(Egon Wrobel)の生涯と作品をたどり、それぞれが時代の政治的・社会的制約にいかに異なるかたちで向き合ったかを示している。

ビルギット・ボゾルト(Birgit Bosold)、ドロテー・ブリル(Dorothee Brill)、マリア・ビューナー(Maria Bühner)、クリスティーネ・ハイデマン(Christine Heidemann)、シュテファン・コアール(Stephan Koal)、クリストフ・タンネルト(Christoph Tannert)、ライムント・ヴォルフェルト(Raimund Wolfert)によるエッセイを収録。

ドイツ語、英語併記。

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取り扱い twelvebooks
サイズ 28.0 x 22.0 x cm
重量 1.0kg
商品コード 1100060092
出版 DISTANZ
ISBN 9783954768585
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