¥ 4,400 (税込)
アメリカ・サンフランシスコを拠点とするアーティスト、デヴィッド・プロウラー(David Prowler)の作品集。
フランス人アーティスト、マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)は、1947年にニューヨークからパリへ、デザイナーであり建築家のフレデリック・キースラー(Frederick Kiesler)の展覧会開催を祝福する1通の電報を送った。そして1990年、その電報はサンフランシスコの古書店で作者によって偶然発見される。この出来事をきっかけに、デュシャンの人生、思想、そして芸術をめぐる探求の旅が始まった。
「私は、マルセル・デュシャンのサインが入った何かを手に入れたいと思っていた。それは、コレクターズアイテムのようなものではなく、もっと儚いもの。たとえば、ちょっとしたメモや住所変更の通知、あるいはレシートのような、日常の中で何気なく生まれ、やがて捨てられてしまうようなものだった。私はニューヨーク、ボストン、フィラデルフィア、サンフランシスコ、ニュージャージー、そしてバークレーにある、およそ十数軒のサイン専門店や古書店に問い合わせた。(これはインターネット以前の時代の話である。)サンフランシスコでは、100部限定のサイン入り・ナンバー入りの本を見つけた。1965年の展覧会図録だった。価格は950ドル。そして私は、その電報を見つけた。それは、美術市場のためにつくられたサイン入りのコレクターズアイテムではない。おそらくデュシャン自身も、その紙を見たことも触れたこともなかっただろう。それでもなお、それは『デュシャンによる』ものなのである。」-デヴィッド・プロウラー
1990年に刊行された同書の復刊となる本書は、その一通の電報を手がかりに、デュシャンという人物の本質に迫る。
デュシャンは20世紀で最も影響力のある芸術家の一人として広く知られている。しかし同時に優れた思想家でもあった。本書は、その思想をユーモアあふれる切り口で紹介する格好の入門書となっている。
キリンの描き方、アーネスト・ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)、選択式クイズ、アーシル・ゴーキー(Arshile Gorky)の自殺をめぐる考察、ヘディ・ラマー(Hedy Lamarr)、先見性に富んだ建築家フレデリック・キースラー(Frederick Kiesler)、さらにはシュルレアリスムにまつわる迷信の数々まで、電報という小さな覗き穴を通して、多彩なテーマが軽やかに展開される。
デュシャンは「偶然(Chance)」を信じていた。しかし、「信念(Belief)」を信じていたわけではない。作者は「良い趣味も悪い趣味もまったく存在しないもの」を求め、ありふれた日用品を称揚することで、我々に世界を新たな視点から見つめる方法を提示し、その思想は幾世代にもわたるアーティストたちに影響を与え続けている。
アートファンやデュシャン愛好家はもちろん、イメージとテキストが軽やかに交差する遊び心あふれる一冊を求めるすべての読者におすすめしたい作品である。
この増補・改訂版は、2026年4月から8月にかけて「ニューヨーク近代美術館(Museum of Modern Art)」、2026年10月から2027年1月にかけて「フィラデルフィア美術館(Philadelphia Museum of Art)」、そして2027年春に「グラン・パレ(Grand Palais)」で開催されるデュシャンの大規模巡回回顧展に伴い刊行された。
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| 取り扱い | twelvebooks |
|---|---|
| サイズ | 16.5 x 16.5 x cm |
| 重量 | 1.0kg |
| 商品コード | 1100055549 |
| 出版 | READYMADE PRESS |
| 著者 | David Prowler |
| ISBN | 9798234015075 |
| 配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
| 備考 | SECOND EDITION |
| カテゴリー | |
| 送料 | ¥770(税込) |
| 購入条件 |