ロッテルダムを拠点に活動するアルゼンチン系オーストラリア人のビジュアルアーティストであり映画作家、ピラール・マタ・デュポン(Pilar Mata Dupont)と、オランダを拠点に活動するフランス人のビジュアルアーティストであり映画作家のエリカ・ルー(Erika Roux)による作品集。

作者は、西部劇という映画ジャンルにおけるトロープ(お決まりの表現)に共通の関心を寄せ、その内部に、異なる政治的視座や、領土・自然・コミュニティとの関係のあり方を考察するための、遊び心と同時代性を備えた言語を見出してきた。本書は、両者が長年暮らしてきたオランダを舞台とする長期的プロジェクトの一部である。本書に収められた思弁的な脚本は、ナラティヴと不条理性をめぐる実験として構想され、気候変動やそれに続く管理の問題といった複雑な課題に直面する、環境的に脆弱な国で生活することから生じた個人的関心を調査し、掘り下げるための手段となっている。

場所と言葉を軸としたリサーチに横断的なアプローチを導入する過程で、両者はオランダにおいて水とともに、あるいは水を相手に働く多様な人々と出会い、インタビューを行った。そこには、海面上昇の研究者、製粉業者、水理工学者、アーティスト、農家など、幅広い分野の専門家が含まれる。こうした探究は、本書に提示された脚本へと翻訳されている。複数の物語が交錯する構成のなかで、境界や知覚のあり方に関する従来的な理解、さらには西部劇映画における原型的な舞台設定そのものが問い直され、その結果として、新たに曖昧なフロンティアが立ち上がるものに仕上がっている。

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SCENES FROM THE POLDER WESTERN

2023

¥ 3,850 (税込)

ロッテルダムを拠点に活動するアルゼンチン系オーストラリア人のビジュアルアーティストであり映画作家、ピラール・マタ・デュポン(Pilar Mata Dupont)と、オランダを拠点に活動するフランス人のビジュアルアーティストであり映画作家のエリカ・ルー(Erika Roux)による作品集。

作者は、西部劇という映画ジャンルにおけるトロープ(お決まりの表現)に共通の関心を寄せ、その内部に、異なる政治的視座や、領土・自然・コミュニティとの関係のあり方を考察するための、遊び心と同時代性を備えた言語を見出してきた。本書は、両者が長年暮らしてきたオランダを舞台とする長期的プロジェクトの一部である。本書に収められた思弁的な脚本は、ナラティヴと不条理性をめぐる実験として構想され、気候変動やそれに続く管理の問題といった複雑な課題に直面する、環境的に脆弱な国で生活することから生じた個人的関心を調査し、掘り下げるための手段となっている。

場所と言葉を軸としたリサーチに横断的なアプローチを導入する過程で、両者はオランダにおいて水とともに、あるいは水を相手に働く多様な人々と出会い、インタビューを行った。そこには、海面上昇の研究者、製粉業者、水理工学者、アーティスト、農家など、幅広い分野の専門家が含まれる。こうした探究は、本書に提示された脚本へと翻訳されている。複数の物語が交錯する構成のなかで、境界や知覚のあり方に関する従来的な理解、さらには西部劇映画における原型的な舞台設定そのものが問い直され、その結果として、新たに曖昧なフロンティアが立ち上がるものに仕上がっている。

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取り扱い twelvebooks
サイズ 17.5 x 11.0 x cm
重量 1.0kg
商品コード 1100050416
出版 BUILDING FICTIONS
著者 Erika Roux , Pilar Mata Dupont
ISBN 9789082771251
配送までの期間 ご注文確定後、2-7日以内
カテゴリー
送料 ¥770(税込)
購入条件