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日本人写真家、杉本博司の作品集。

作者は構想の精密さと完璧な技術実践で知られている。2010年代初頭より日本・小田原で整備が進められた「江之浦測候所(Enoura Observatory)」は、古代から現代にいたる日本の伝統を、時代を超えたかのように一つの美術・建築複合体に結び合わせた場である。本書は、この壮観な学際的プロジェクトの全容を記録する。

「小田原文化財団(Odawara Art Foundation)」の拠点となる江之浦測候所は、神奈川県の相模湾を望み、外輪山の斜面に柑橘畑が広がる地に位置する。作者はここを、日本から世界へと芸術文化を発信する場として構想した。施設は、全長100メートルのギャラリースペース、能舞台、16世紀の茶室の再現、室町期の「明月門(Meigetsu Gate)」の修復、回遊式庭園、そして丘陵上に突き出し相模湾の絶景を望む「冬至光遥拝隧道(Winter Solstice Light-Worship Tunnel)」から成る。

小田原には、何世代にもわたって受け継がれてきた高度な技を持つ職人たちがいる。作者は、保存が年々難しくなりつつあるこれらの技術を用いて江之浦測候所を築いた。本書に収められた美しい写真は、四季折々の風景と一日の時間の移ろいをとらえており、作者の芸術活動の集大成であるこの総合芸術作品に対する詩的なビジョンを明らかにしている。

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ENOURA OBSERVATORY: LAND OF DISTANT MEMORIES

2025

¥ 13,200 (税込)

日本人写真家、杉本博司の作品集。

作者は構想の精密さと完璧な技術実践で知られている。2010年代初頭より日本・小田原で整備が進められた「江之浦測候所(Enoura Observatory)」は、古代から現代にいたる日本の伝統を、時代を超えたかのように一つの美術・建築複合体に結び合わせた場である。本書は、この壮観な学際的プロジェクトの全容を記録する。

「小田原文化財団(Odawara Art Foundation)」の拠点となる江之浦測候所は、神奈川県の相模湾を望み、外輪山の斜面に柑橘畑が広がる地に位置する。作者はここを、日本から世界へと芸術文化を発信する場として構想した。施設は、全長100メートルのギャラリースペース、能舞台、16世紀の茶室の再現、室町期の「明月門(Meigetsu Gate)」の修復、回遊式庭園、そして丘陵上に突き出し相模湾の絶景を望む「冬至光遥拝隧道(Winter Solstice Light-Worship Tunnel)」から成る。

小田原には、何世代にもわたって受け継がれてきた高度な技を持つ職人たちがいる。作者は、保存が年々難しくなりつつあるこれらの技術を用いて江之浦測候所を築いた。本書に収められた美しい写真は、四季折々の風景と一日の時間の移ろいをとらえており、作者の芸術活動の集大成であるこの総合芸術作品に対する詩的なビジョンを明らかにしている。

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取り扱い twelvebooks
サイズ 26.7 x 20.3 x cm
重量 1.0kg
商品コード 1100049649
出版 MW EDITIONS
著者 Hiroshi Sugimoto
ISBN 9798987784549
配送までの期間 ご注文確定後、2-7日以内
カテゴリー
送料 ¥770(税込)
購入条件