フランス人映画監督、アニエス・ヴァルダ（Agnès Varda）の作品集。
アニエス・ヴァルダ（Agnès Varda）は1954年の映画『ラ・ポワント・クルト（La Pointe-Courte）』において、平面性を帯びた図像的な様式と写実的な様式を交互に用いる急進的な映画を制作した。それは当時の目の肥えたシネフィルの注意を逃さなかった。同作は同時代の映画のコードから離れた自律性を示し、ヌーヴェルヴァーグの先駆と評されるに至った。
本作の準備に際し、若き日の作者は1949年から1954年にかけてフランスのリゾート地セットで撮影した約800点の写真から、入念なセレクションを行った。リファレンスおよびロケーション用の写真を9枚のプレートに編成し、そこから映画の場面や空気感、さらには静止画ショットの着想を得て、精緻に書き上げた脚本に反映させた。本書で言及されるのは、撮影現場や撮影期間中に撮られた写真ではない。むしろ、映画の構想に先立って存在したもの、あるいは構想の形成に寄与した写真である。時期当時のプリントや後年のプリントの再発見によって、作者の好んだ主題とモチーフはいっそう裏づけられ、選好とまなざしが明らかになる。
「カルネ（Carnets）」は、「オー＝ド＝フランス写真研究所（Institut pour la photographie des Hauts-de-France）」が写真家アーカイブ活用プログラムの一環として立ち上げた叢書であり、出版社「デルピール＆コー（delpire & co）」との共同によって刊行される。本書はその第2巻であり、同名の巡回展（2023年7月から9月）に合わせて刊行された。
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¥ 6,600 (税込)
フランス人映画監督、アニエス・ヴァルダ（Agnès Varda）の作品集。
アニエス・ヴァルダ（Agnès Varda）は1954年の映画『ラ・ポワント・クルト（La Pointe-Courte）』において、平面性を帯びた図像的な様式と写実的な様式を交互に用いる急進的な映画を制作した。それは当時の目の肥えたシネフィルの注意を逃さなかった。同作は同時代の映画のコードから離れた自律性を示し、ヌーヴェルヴァーグの先駆と評されるに至った。
本作の準備に際し、若き日の作者は1949年から1954年にかけてフランスのリゾート地セットで撮影した約800点の写真から、入念なセレクションを行った。リファレンスおよびロケーション用の写真を9枚のプレートに編成し、そこから映画の場面や空気感、さらには静止画ショットの着想を得て、精緻に書き上げた脚本に反映させた。本書で言及されるのは、撮影現場や撮影期間中に撮られた写真ではない。むしろ、映画の構想に先立って存在したもの、あるいは構想の形成に寄与した写真である。時期当時のプリントや後年のプリントの再発見によって、作者の好んだ主題とモチーフはいっそう裏づけられ、選好とまなざしが明らかになる。
「カルネ（Carnets）」は、「オー＝ド＝フランス写真研究所（Institut pour la photographie des Hauts-de-France）」が写真家アーカイブ活用プログラムの一環として立ち上げた叢書であり、出版社「デルピール＆コー（delpire & co）」との共同によって刊行される。本書はその第2巻であり、同名の巡回展（2023年7月から9月）に合わせて刊行された。
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| 取り扱い | twelvebooks |
|---|---|
| サイズ | 29.7 x 20.0 x cm |
| 重量 | 1.0kg |
| 商品コード | 1100049486 |
| 出版 | DELPIRE & CO |
| 著者 | Agnès Varda |
| ISBN | 9791095821656 |
| 配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
| カテゴリー | |
| 送料 | ¥770(税込) |
| 購入条件 |
