フランス人映画監督、アニエス・ヴァルダ(Agnès Varda)の作品集。

1954年6月、アニエス・ヴァルダ(Agnès Varda)はダゲール通りの自宅を開き、中庭の壁面をそのまま用いて、ポートレイト、ヌード、静物のセレクションを公開した。作者は当時から、ダゲール通りとその近隣の人びとや風景、身近な物を、もっとも好む題材として撮り続けていた。それらには演出家で俳優のジャン・ヴィラールを通じて知り合ったアレクサンダー・カルダー(Alexander Calder)をはじめ、抽象絵画様式タシスムを代表する画家のハンス・ハルトゥング(Hans Hartung)、写真家のブラッサイ(Brassaï)らの姿も含まれる。来場者は、のちのキャリア全体の美学を先取りする、際立った様式のイメージ群に迎えられた。本展示は「EXPO54」として知られている。

ここにはすでにユーモアと言葉への愛着がほの見える。作者が“funny faces(おどけ顔)”と呼ぶ日用品の個性的な扱い、2000年のドキュメンタリー映画『落穂拾い』(原題:Les Glaneurs et la Glaneuse)にも繰り返し登場するハート形のジャガイモ。そして、力線を見極め、遠近を配し、形と質感で抽象の縁までまなざしを操作した、作者のキャリア初期にフランスのリゾート地セットで撮られたイメージも並ぶ。作者は自身の“curious eyes(好奇の眼)”で見る世界へと私たちを誘う。

「カルネ(Carnets)」は、「オー=ド=フランス写真研究所(Institut pour la photographie des Hauts-de-France)」が写真家アーカイブ活用プログラムの一環として立ち上げた叢書であり、出版社「デルピール&コー(delpire & co)」との共同によって刊行される。

MORE

アニエス・ヴァルダ

AGNÈS VARDA. EXPO54

2023

¥ 6,600 (税込)

フランス人映画監督、アニエス・ヴァルダ(Agnès Varda)の作品集。

1954年6月、アニエス・ヴァルダ(Agnès Varda)はダゲール通りの自宅を開き、中庭の壁面をそのまま用いて、ポートレイト、ヌード、静物のセレクションを公開した。作者は当時から、ダゲール通りとその近隣の人びとや風景、身近な物を、もっとも好む題材として撮り続けていた。それらには演出家で俳優のジャン・ヴィラールを通じて知り合ったアレクサンダー・カルダー(Alexander Calder)をはじめ、抽象絵画様式タシスムを代表する画家のハンス・ハルトゥング(Hans Hartung)、写真家のブラッサイ(Brassaï)らの姿も含まれる。来場者は、のちのキャリア全体の美学を先取りする、際立った様式のイメージ群に迎えられた。本展示は「EXPO54」として知られている。

ここにはすでにユーモアと言葉への愛着がほの見える。作者が“funny faces(おどけ顔)”と呼ぶ日用品の個性的な扱い、2000年のドキュメンタリー映画『落穂拾い』(原題:Les Glaneurs et la Glaneuse)にも繰り返し登場するハート形のジャガイモ。そして、力線を見極め、遠近を配し、形と質感で抽象の縁までまなざしを操作した、作者のキャリア初期にフランスのリゾート地セットで撮られたイメージも並ぶ。作者は自身の“curious eyes(好奇の眼)”で見る世界へと私たちを誘う。

「カルネ(Carnets)」は、「オー=ド=フランス写真研究所(Institut pour la photographie des Hauts-de-France)」が写真家アーカイブ活用プログラムの一環として立ち上げた叢書であり、出版社「デルピール&コー(delpire & co)」との共同によって刊行される。

MORE

取り扱い twelvebooks
サイズ 29.7 x 20.0 x cm
重量 1.0kg
商品コード 1100049485
出版 DELPIRE & CO
著者 Agnès Varda
ISBN 9791095821632
配送までの期間 ご注文確定後、2-7日以内
カテゴリー
送料 ¥770(税込)
購入条件

RELATED ART PRODUCTSアニエス・ヴァルダのアートプロダクト一覧