1978年に刊行された、加納光於と詩人・美術評論家の瀧口修造(1903-1979)による共作の詩画集です。加納のリトグラフ2点と、カラーエンコスティック30点に瀧口の「《稲妻捕り》とともに」と題された詩(手稿)が30編添えられています。

加納のエンコスティックは、蜜蝋と顔料を溶かして独自に調合した流動性の強い絵具を用いて制作されたものです。

加納が作品を発表するきっかけとなったのは、まだ10代の1954年、瀧口との出会いでした。加納の銅版画に熱心に見入りその類まれな才能に注目した瀧口は、展覧会の企画を行っていたタケミヤ画廊(東京)のグループ展に出品を勧め、1956年には加納の初個展となる銅版画展が開催されます。その後も瀧口との親交は続き、1977年南画廊(東京)での個展「稲妻捕り」ではリトグラフの他に100点ものエンコスティック(蜜蝋)ドローイングが発表され、この作品に呼応して瀧口による「《稲妻捕り》とともに」という詩が制作されます。長きにわたり創造的な交流を続けた加納と瀧口の最後のコラボレーション、画業と詩心の豊かな交錯が感じられる一冊です。

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加納光於

《稲妻捕り》Elements

1978

¥ 13,200 (税込)

1978年に刊行された、加納光於と詩人・美術評論家の瀧口修造(1903-1979)による共作の詩画集です。加納のリトグラフ2点と、カラーエンコスティック30点に瀧口の「《稲妻捕り》とともに」と題された詩(手稿)が30編添えられています。

加納のエンコスティックは、蜜蝋と顔料を溶かして独自に調合した流動性の強い絵具を用いて制作されたものです。

加納が作品を発表するきっかけとなったのは、まだ10代の1954年、瀧口との出会いでした。加納の銅版画に熱心に見入りその類まれな才能に注目した瀧口は、展覧会の企画を行っていたタケミヤ画廊(東京)のグループ展に出品を勧め、1956年には加納の初個展となる銅版画展が開催されます。その後も瀧口との親交は続き、1977年南画廊(東京)での個展「稲妻捕り」ではリトグラフの他に100点ものエンコスティック(蜜蝋)ドローイングが発表され、この作品に呼応して瀧口による「《稲妻捕り》とともに」という詩が制作されます。長きにわたり創造的な交流を続けた加納と瀧口の最後のコラボレーション、画業と詩心の豊かな交錯が感じられる一冊です。

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取り扱い ギャルリー東京ユマニテ
サイズ 22.4 x 17.4 x cm
商品コード 1100023234
出版 書肆山田
著者 加納光於、瀧口修造
配送までの期間 1週間程度
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