• HOME
  • ARTWORKS
  • はじめてのカレンダー(7カウント)

OIL限定

 武内ももは、人とその暮らしの周辺で起きている現象など複数の時間のあり方をテーマに、陶芸の素材の特性や変化を組み込んだ作品を制作してきた。その作品は「陶芸」という硬い言葉より、焼き物になる前の粘土を思わせる柔らかいかたちが特徴である。それは完成というより途中、あるいは遺跡の土器片に見られる生活の痕跡のようでもある。

 今回は、山や池で拾った粘土、その中に混じっている石粒なども使い、枝や石、食卓をモチーフにした陶板や立体作品を制作する。また、釉薬を接着剤として、窯のなかで隣り合うもの同士が接着した焼き物も試みるという。

 本作は、陶土で制作した細長い立体を、釉薬による棒で横に繋げている。これは、Tally Marksと呼ばれる縦線4本に斜めの線1本を貫く英語圏での数の数え方を着想にしている。釉薬は陶磁器の表面を覆うコーティングの役割として使われるが、今作では陶土と陶土をつなぎ合わせる素材として用いられている。カレンダーやカウントは何を意味しているのか、それは毎日の暮らしのなかで見えてくるだろう。(平田剛志)

 

本作品は以下の展覧会に出展中です。

HAPS KYOTO selection #1「武内もも」
会期:2023年7月20日(木)〜9月10日(日)
会場:HAPSオフィス1F(京都市東山区大和大路通五条上る山崎町339)
開館時間:18:00〜9:30(翌日朝)
休館日:会期中無休
料金:無料
主催:一般社団法人HAPS

MORE

武内もも

はじめてのカレンダー(7カウント)

2023

¥ 30,000 (税込)

 武内ももは、人とその暮らしの周辺で起きている現象など複数の時間のあり方をテーマに、陶芸の素材の特性や変化を組み込んだ作品を制作してきた。その作品は「陶芸」という硬い言葉より、焼き物になる前の粘土を思わせる柔らかいかたちが特徴である。それは完成というより途中、あるいは遺跡の土器片に見られる生活の痕跡のようでもある。

 今回は、山や池で拾った粘土、その中に混じっている石粒なども使い、枝や石、食卓をモチーフにした陶板や立体作品を制作する。また、釉薬を接着剤として、窯のなかで隣り合うもの同士が接着した焼き物も試みるという。

 本作は、陶土で制作した細長い立体を、釉薬による棒で横に繋げている。これは、Tally Marksと呼ばれる縦線4本に斜めの線1本を貫く英語圏での数の数え方を着想にしている。釉薬は陶磁器の表面を覆うコーティングの役割として使われるが、今作では陶土と陶土をつなぎ合わせる素材として用いられている。カレンダーやカウントは何を意味しているのか、それは毎日の暮らしのなかで見えてくるだろう。(平田剛志)

 

本作品は以下の展覧会に出展中です。

HAPS KYOTO selection #1「武内もも」
会期:2023年7月20日(木)〜9月10日(日)
会場:HAPSオフィス1F(京都市東山区大和大路通五条上る山崎町339)
開館時間:18:00〜9:30(翌日朝)
休館日:会期中無休
料金:無料
主催:一般社団法人HAPS

MORE

取り扱い HAPS KYOTO
エディション unique
サイズ 26.0 x 27.0 x 2.0 cm
素材 陶土、釉薬
商品コード 1100025545
著者 武内もも
配送までの期間 展覧会終了後(9月10日)より2〜3週間程度となります。どうぞご了承下さい。
カテゴリー
購入条件