始めにカオスありき—。垂谷知明の「スライドショー」シリーズは、自身と家族が残した約四万枚の私的写真をプロジェクターでランダムにアトリエ内に投影し続け、その渾沌(こんとん)とした状況の中で構想され描かれていきます。

ランダムに再生される光景に、誘発され喚起されながら、彼の37年間のさまざまな記憶の断片が、偶然に出あい、結ばれては解(ほつ)れ、離合集散を繰り返し、一枚の絵が結晶化されていきます。

ポリフォニックな彼の作品は、効率性を求め加速化する時代に逆行し、複雑で多義的です。無作為と作為、受動と能動、デジタルとアナログを往復する制作プロセス、細緻な丹念さと即興性を共存させる表現、紙やテープが貼られているようにみせかけた虚実ないまぜの描写など、さまざまな二項対立が複雑に絡み合わされて描かれます。

カオスと共に変容を続ける彼の作品群は、多義性に満ちており、皆さまの自由な発想でお気に入りの一枚をお探し頂きながらお楽しみいただけます。

<当作品について>

「Portrait of」は、俯瞰で眺めるとなんらかの肖像が浮かび上がるように描かれています。また近づいてみると、具象や抽象など、いろいろな要素で構成されていることに気が付きます。作者の意図を超えて、偶然に結びついた様々な断片が互いに連動し、関係性の中で浮かび上がるPortrait of ―。あなたには何が見えるでしょうか。

<制作映像>

https://tomoakitarutani.tumblr.com/tagged/aseries

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垂谷知明

Portrait of

2023

¥ 253,000 (税込)

始めにカオスありき—。垂谷知明の「スライドショー」シリーズは、自身と家族が残した約四万枚の私的写真をプロジェクターでランダムにアトリエ内に投影し続け、その渾沌(こんとん)とした状況の中で構想され描かれていきます。

ランダムに再生される光景に、誘発され喚起されながら、彼の37年間のさまざまな記憶の断片が、偶然に出あい、結ばれては解(ほつ)れ、離合集散を繰り返し、一枚の絵が結晶化されていきます。

ポリフォニックな彼の作品は、効率性を求め加速化する時代に逆行し、複雑で多義的です。無作為と作為、受動と能動、デジタルとアナログを往復する制作プロセス、細緻な丹念さと即興性を共存させる表現、紙やテープが貼られているようにみせかけた虚実ないまぜの描写など、さまざまな二項対立が複雑に絡み合わされて描かれます。

カオスと共に変容を続ける彼の作品群は、多義性に満ちており、皆さまの自由な発想でお気に入りの一枚をお探し頂きながらお楽しみいただけます。

<当作品について>

「Portrait of」は、俯瞰で眺めるとなんらかの肖像が浮かび上がるように描かれています。また近づいてみると、具象や抽象など、いろいろな要素で構成されていることに気が付きます。作者の意図を超えて、偶然に結びついた様々な断片が互いに連動し、関係性の中で浮かび上がるPortrait of ―。あなたには何が見えるでしょうか。

<制作映像>

https://tomoakitarutani.tumblr.com/tagged/aseries

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取り扱い Otherwise Gallery
サイズ 68.0 x 54.0 x 2.1 cm
素材 アルミ合板+木パネルにアクリル、色鉛筆、クレヨン
商品コード 1100026354
配送までの期間 2週間程度
備考 こちらの作品は他所でも販売を行っております関係で、ご注文いただいた時点にて在庫切れとなっている可能性がございます。

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