個展「It's always the others who die」が開催中
今年9月に個展「WOODCUTS」(KOSAKU KANECHIKA、東京・天王洲)、10月にアメリカ初の個展「Noritaka Tatehana : REFASHIONING BEAUTY」(ポートランド日本庭園、アメリカ・オレゴン州)を行った舘鼻則孝。現在、東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスにて今年3度目となる個展を開催しています。
本展は、舘鼻の主要モチーフである「日本独自の死生観」について、職人の手仕事で1本1本、丁寧に仕上げられた矢を225本も使って表現した初公開作品《アローズ》を含む、新作20点で構成。近年精力的に取り組んでいるペインティングシリーズからも、作家史上最大となる横幅6メートルにも及ぶ大型作品を展示しています。
このたび「OIL by 美術手帖」では、KOSAKU KANECHIKAより、舘鼻のペインティングが出品されます。期間限定(12月3日〜31日)での販売となります。この機会をお見逃しなく!
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Artist Profile
舘鼻則孝
1985年東京都生まれ。2010年東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻を卒業。現在は東京を拠点に活動する。 遊女に関する文化を研究し、友禅染を用いた着物や下駄を制作。遊女が履く高下駄から着想を得た代表作「ヒールレスシューズ」をはじめとし、日本の伝統文化をモチーフに、歴史・文化・思想を再考した未来への可能性を示す作品を手がける。近年はアーティストとして展覧会を開催するほか、伝統工芸士との創作活動にも精力的に取り組む。
2016年3月には、仏カルティエ現代美術財団にて人形浄瑠璃文楽の舞台を初監督「TATEHANA BUNRAKU: The Love Suicides on the Bridge」を公演。アート、ファッション、デザインの枠にとらわれない、幅広い活動を展開している。
近年の個展に「NORITAKA TATEHANA:Refashioning Beauty」(ポートランド日本庭園、2019)、「It's always the others who die」(ポーラミュージアムアネックス、2019)「WOODCUTS」(KOSAKU KANECHIKA、2019)「呪力の美学」(岡本太郎記念館、2016)など。作品はメトロポリタン美術館(ニューヨーク)やヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン)などの美術館に永久収蔵されている。
Information
舘鼻則孝「It’s always the others who die」
会期:2019年11月22日~12月22日 |