鈴木親 撮影=岩澤高雄

写真家・鈴木親が見せる、東京の姿

1990年代より、日本を代表する写真家のひとりとして、エディトリアルやファッション・フォトの最前線で活躍してきた鈴木親(すずき・ちかし)。現在、東京・天王洲のKOSAKU KANECHIKAで開催中の個展「わたしの、東京」と連動し、「OIL by 美術手帖」では展覧会開催期間限定(〜6月1日)で作品をご用意いたしました。

個展「わたしの、東京」がKOSAKU KANECHIKAで開催中

 1972年に千葉県で生まれた鈴木親(すずき・ちかし)は、98年に渡仏。92年にパリで創刊されたインディペンデントマガジン『Purple』で写真家としてのキャリアをスタートさせて以来、これまで『i-D』『DAZED&CONFUSED』『commons&sense』をはじめとする国内外の雑誌から、イッセイ・ミヤケ、TOGA、Y'sなどのコマーシャル、GUCCIやFACETASMのムービー制作、ビョークの『Biophilia』での撮り下ろしまで、多岐にわたって活動してきました。

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鈴木親

 昨年には、東京・天王洲のKOSAKU KANECHIKAで個展「晴れた日、東京」を開催。花や東京の風景、ポートレイトなど、すべてフィルムで撮影した作品を展示しました。

 そして現在、同ギャラリーで2度目となる個展「わたしの、東京」が開催中。「晴れた日、東京」に引き続き、三脚を使用したフィルム撮影の作品をセレクト、展示しています。「OIL by 美術手帖」では、連動企画として、展覧会開催期間限定で、鈴木親の作品をご用意いたしました(〜6月1日)

 

東京各所で撮影された作品たち

 鈴木にとって、もっとも身近な場所である東京。作品はすべて、この東京で撮影され、それぞれの撮影場所がタイトルとして採用されています。

 今回「OIL by 美術手帖」では、「晴れた日、東京」に展示された作品から、この6点を取り上げました。あなたならどの東京を選びますか?

鈴木親《Shibuya, Tokyo》2011

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鈴木親《Meguro, Tokyo》2015

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鈴木親《Sendagi, Tokyo》2017

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鈴木親《Meguro, Tokyo》2016

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鈴木親《Daikanyama, Tokyo》2016

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鈴木親《Senkawa, Tokyo》2016

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 鈴木親の作品一覧はこちらからもご覧いただけます!

編集部

Artist Profile

鈴木親

 1972年千葉県生まれのフォトグラファー。独学で写真を学び、98年に渡仏。雑誌『Purple』の表紙で写真家としてのキャリアをスタートさせる。その後、『i-D』や『DAZED & CONFUSED』『self service』『IANN』『GQ』『commons & sense』『LIBERTINE/DUNE』など国内外の雑誌で撮影を担当。ISSEY MIYAKE、TOGA、CEBIT、GUCCIのコマーシャルフォトも手がける。主に人物、東京の風景、花を被写体に、ポジフィルムやハーフカメラを用いて撮影した、日付入りや複数コマの写真が特徴。デジタル写真が普及するなかでフィルムの偶然性を注視し、「写真らしさ」を探求している。

 

 これまでの作品集に、風姿花伝をコンセプトに手がけた『Shapes of Blooming』(treesaresospecial、2005)、女優・菊地凛子とのドライブの様子をとらえた『Driving with Rinko Kikuchi』(THE international、2008)、人と都市の美しい光景からなる『CITE』(G/P gallery、treesaresospecial、2009)、安藤サクラの日常からヌードまでを収めた『SAKURA!』(リトル・モア、2014)など。

Information

鈴木親「わたしの、東京」

会期:2019年4月20日〜6月1日
会場:KOSAKU KANECHIKA
住所:東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 5F
電話番号:03-6712-3346
開館時間:11:00 〜18:00(⾦ 〜20:00)
休館日:⽇、⽉、祝

鈴木親 撮影=岩澤高雄

鈴木親 撮影=岩澤高雄