鈴木親
Chikashi Suzuki
鈴木親は1972年千葉県生まれのフォトグラファー。独学で写真を学び、98年に渡仏。雑誌『Purple』の表紙で写真家としてのキャリアをスタートさせる。その後、『i-D』や『DAZED & CONFUSED』『CODE』『Hobo』『IANN』『GQ』『commons & sense』『LIBERTINE/DUNE』など国内外の雑誌で撮影を担当。ISSEY MIYAKE、TOGA、CEBIT、GUCCIのコマーシャルフォトも手がける。主に人物、東京の風景、花を被写体に、ポジフィルムやハーフカメラを用いて撮影した、日付入りや複数コマの写真が特徴。デジタル写真が普及するなかでフィルムの偶然性を注視し、「写真らしさ」を探求している。
これまでの作品集に、風姿花伝をコンセプトに手がけた『Shapes of Blooming』(treesaresospecial、2005)、女優・菊地凛子とのドライブの様子をとらえた『Driving with Rinko Kikuchi』(THE international、2008)、人と都市の美しい光景からなる『CITE』(G/P gallery、treesaresospecial、2009)、安藤サクラの日常からヌードまでを収めた『SAKURA!』(リトル・モア、2014)など。