今坂庸⼆朗は、1983年広島県⽣まれ。⽇本⼤学芸術学部を卒業後、2007年に渡⽶。ニューヨークのプラットインスティテュートでMFAを取得し、現在もニューヨークを拠点に活動しています。 今坂は、コロジオンという薬品を塗布したガラス板を薬液に浸し、湿ったままの状態で5~15秒露光させる「湿板写真」という撮影⽅法を用います。世界各地の⾃然の中で、気候や⾵景の変化を観察しながら、時間をかけて映し出すおぼろげなイメージは「あたかも永続的にそこにある⾃然と⼈間との対⽐であり、⼈間以後の⾵景という未来像を思い起こさせる」と今坂は語ります。
このたび、⽇本では初となる作品集『Wet Land』を刊行。アメリカ南部ミシシッピ河⼝の湿地帯を、繊細なガラスフィルムで撮り続けた、今坂の代名詞でもある「Wet Land」シリーズから76点を収録します。あわせて、銀座 蔦屋書店では刊行記念展が開催。⽇本での未発表作品を含むオリジナルアートワークのほか、本シリーズで⽤いたガラスネガと、それらをもとに制作した⼤型プリント作品、そして新たな試みとしてアルミニウムを使⽤したインスタレーションを展⽰。会場全体の壁⾯や床に加⼯を施し、「Wet Land」の世界観を表現します。
OIL by 美術手帖オンラインでは、オリジナルプリント作品付きの特別版作品集を10⽉20⽇より限定販売。当サイトにてオンラインエントリー販売を行います。
オリジナルプリント作品付き特別限定版
新刊作品集『Wet Land』と、収録作品のコンタクトプリント1点がセットになった特別限定版。コンタクトプリントとは別名、密着プリント、ベタ焼きとも呼び、フィルムを印画紙に直接密着させて原寸プリントする技法で、今シリーズで⽤いたガラスネガを1枚1枚印画紙にプリント、展⽰作品と同じ調⾊を施し、特別な作品として仕上げています。
HOW TO ENTRY
<オンラインエントリー販売 申し込み期間>
10⽉20⽇(⾦)18:30〜11⽉1⽇(水)11月8日(水)18:00
※申込期間は終了いたしました※
作品名《Wet Land contact print #xx》 ※xxの部分に作品ナンバーが⼊ります
サイズ|8 x 10 inch / 203mm x 254mm
仕様|Gelatin Silver Print / ゼラチンシルバープリント
限定|72種
※本作品のみの販売はございません。作品集1冊と作品1点のセットです。
※作品集は特別限定版、⼀般販売分で共通のものになります。
※作品の指定はできません。
※その他詳細は10月20日18時30分より公開のオンラインエントリー申込ページをご確認ください。
作品集『Wet Land』
ニューヨークを拠点に活動する写真家・今坂庸⼆朗の⽇本では初となる作品集。アメリカ南部ミシシッピ河⼝の湿地帯を繊細なガラスフィルムで撮り続けた⾵景写真76点を収録するほか、テート・モダン写真部⾨のシニア・キュレーターを務めた中森康⽂⽒による今坂へのインタビュー等も掲載。
※10月20日より販売開始※
作品集『Wet Land』
著者|今坂庸⼆朗
定価|10,000円+税
仕様|A4変型 / 上製本・カバーなし / 168ページ
ISBN|9784568105704
発⾏|カルチュア・コンビニエンス・クラブ
発売|美術出版社
発売⽇|2023年10⽉20⽇(⾦)より順次
※銀座 蔦屋書店、京都 蔦屋書店、当サイトにて部数限定でサイン⼊り作品集を販売予定。
Artist Profile
今坂庸⼆朗 / いまさか・ようじろう
1983年広島⽣まれ。⽇本⼤学芸術学部を卒業後、2007年に渡⽶。 ニューヨークのプラットインスティテュートでMFAを取得し、現在もニューヨークのブルックリンを拠点に活動。これまでに欧⽶を中⼼にミネアポリス美術館、パリフォト、Miyako Yoshinagaギャラリー等での個展やグループ展で作品を展⽰。作品はニューオリンズ美術館、サンノゼ美術館、ミネアポリス美術館、カーネギー美術館等のアメリカ主要美術館に多数収蔵されており、また複数のプライベートコレクションに収蔵されている。2022年に⾃⾝初となる⽇本での個展「Wet-Land」をGINZA SIX内にあるTHE CLUBギャラリーで開催。同年秋、イタリアを代表するファッションブランドFENDIとのコラボレーションで原宿、表参道に⼤型アートワークを飾るなど近年⽇本を始めアジアでも積極的に活動の幅を広げている。
Information
今坂庸⼆朗 作品集刊行記念展「Wet Land」
会期|2023年10⽉21⽇〜11⽉1⽇ |