GUCCIMAZE®「DEST」
メタリックな質感とサイケデリックな色彩が特徴のデザイン的ムーブメント「Chrome Type」のパイオニアとして知られるGUCCIMAZE®︎。デジタルだからこそ可能にした独自の立体感や奥行き、そしてグラフィティ感あるタイポグラフィで、国内外の様々なクリエイティブワークを行ってきましたが、今回の個展のテーマは「DEST(DESTINATION)= 目的地」。物心が付いた頃から目指していたグラフィックデザイナーとしての目標を達成したGUCCIMAZE®︎ですが、絵を描くこと、制作することが好きな彼は、止まることなく動き続けることを選択し、不明確な目的地(DEST / DESTINATION)へ向かって歩き出します。
2020年にDIESEL ART GALLERYで行われた自身初の個展「MAZE」を経て、3年ぶり2度目の個展となる本展。原点回帰となる今回の個展では、彼のルーツである西海岸のサーフカルチャーやモーターカルチャーを彷彿させるグラフィック作品に加え、未発表の手書きによる巨大なグラフィック作品を含めた、GUCCIMAZE®︎の新たな可能性を感じられる新作を発表します。
会期中は展示作品のほかにオリジナルサーフボードを販売するほか、本展示のメインロゴとなるMAZEエンブレムのTシャツやエアフレッシュナー、作品を活かしたステッカーなどグッズも充実。さらに、過去の作品やクライアントワークから選りすぐった作品集『GAS BOOK 37 GUCCIMAZE®』も予約販売を行い、会場で予約購入した場合は本人直筆のサインが入ります。会場に足を運ぶとともに、ぜひオンラインでもお楽しみください。
《FIRE A》(2023)
月極
東京都目黒区にある地下駐車場を改装した展示・イベントなどを行うギャラリー・スペース。 2013年から20年に中目黒でアーティストやミュージシャンなどが集うミュージックBAR「ナカメネオン」を運営していた会社「ネオン企画」が主催。そのBARで出会ったアーティストやクリエイターの表現の場として、オーナーの友人のファッションデザイナー、グラフィックデザイナーの協力のもと、18年に池尻大橋に月極をオープン。21年の7月に河村康輔、YOSHIROTTEN、GUCCIMAZE®︎の3人のグラフィックアーティストによる共同制作展「CHAOS LAYER」を皮切りに、今の目黒区学芸大学のエリアに拠点を移す。 既存の枠にとらわれず、国内外で活躍するアーティスト、クリエイターから新進気鋭の若手作家らと、ともに自由で楽しい表現を発信する。 取扱作家は、Takuya Kamioka、Takashi Okura、cobird、KANATAN、一花屋、YAR、浜田兄弟和紙製作所、beta post、松下沙花、Kazumichi Maruoka、大平龍一、Wajima Kirimoto、ネオン太郎、河村康輔、YOSHIROTTEN、GUCCIMAZE®︎、MOTOKO MARUI、松園量介、Ryota Daimon、James J. Robinson、Yuta Mizukami、上田走、Masashi Ozawa、YOU ARE WELCOME、西舘朋央、佐久間磨(Rondade)、dokkoi。
Artist Profile
GUCCIMAZE®︎
1989年神奈川県生まれ。東京を拠点に活動するグラフィックデザイナー。鋭さと硬質さを感じる立体的なフォルムのタイポグラフィ、鮮やかでありながら毒々しさが漂う配色といった、独自のスタイルでグラフィック作品を制作。2018年から独立し、国内外数々のアーティストやブランドとコラボレーションを展開する。主な作品に、Fetty Wap、Post MaloneやFlying Lotus といった著名のアーティストへのグラフィック提供、USラッパーのNicki Minajのアルバムのジャケット制作、またCalvin Klein, SEIKO, Crocsなどグローバル企業とのコラボレーションを実現。22年にはadidas originalsとのコラボレーションスニーカーOzrah by GUCCIMAZEを発表し、全世界で発売した。主な個展に、「MAZE」(Diesel Art Gallery、東京、2020)、グループ展に、「CHAOS LAYER」(Gallery Tsukigime、東京、2021)など。
Information
GUCCIMAZE®︎ Solo Exhibition 「DEST」
会期:2023年5月21日〜6月11日 |