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- FROM THE EDGE 彼岸より ORIGINAL SOUNDTRACK [LP]
¥ 5,500 (税込)
日本人音楽家、原摩利彦の作品集。
本アナログレコードは、2024年1月10日、11日の2日間限定で、山梨県甲府の「YCC県民文化ホール」にて上演された、ダンサーである田中泯と彫刻家である名和晃平による初のコラボレーション舞台作品《彼岸より》のために制作されたオリジナルサウンドトラックを収録する一作である。
原はこれまで、長年にわたって名和晃平とのコラボレーションに取り組んできた。本作は、そこで培われてきた表現に新たな1ページを加えるものである。
2021年、原が音楽を手がける名和の映像作品《Tornscape》が「SCAI THE BATHHOUSE」で展示された際、会場では田中泯による告知なしの「場踊り」が行われた。これこそが《彼岸より》誕生のきっかけであり、いわば《彼岸より》の一端は、原の音によって導かれたとも言えるだろう。
あらすじも脚本もない状態から出発した《彼岸より》の制作において、唯一明らかだったのは、田中がひとりで舞台に立ち、踊るということである。原は「泯さんの踊りに合わせて音をつけるのではなく、名和さんの舞台美術とともに“場”をつくる意識で音を置いていった」と語る。事実、その制作は「ワークショップの場で実際に音を鳴らし、反応や空気を肌で感じながら調整する」といったように、混沌の中を手探りで進んでいくものであった。そんな中で原は、田中が口にした「小さな石が葉に落ちるような繊細な音」というキーワードが、作品全体の方向性を定める上で大きな意味を持ったと振り返る。
フィールドレコーディングからの帯域抽出、原と親交の深いミュージシャンたちによる「この世界あるいは社会、自分自身への怒り」をテーマとした即興演奏、尺八奏者である工藤煉山との協働、そして《Tornscape》のサウンドからの発展など、さまざまな手法とアプローチで紡がれる音の数々。それらは互いに響き合い、現実とも非現実ともつかない「どこでもない場所」へと聴衆を誘う。
本作のリリースにあわせて、舞台写真の数々やテキストを収めた作品集『彼岸より』も同時刊行。サウンドトラックとともに、舞台《彼岸より》の世界を多面的に味わえる一作である。
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取り扱い | twelvebooks |
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サイズ | 31.5 x 31.5 x cm |
重量 | 1.0kg |
商品コード | 1100044935 |
出版 | SANDWICH INC. |
著者 | Marihiko Hara |
配送までの期間 | ご注文確定後、2-7日以内 |
備考 | 6 tracks |
カテゴリー | |
送料 | ¥770(税込) |
購入条件 |