大野綾子
Ayako Ohno
大野綾子は1983年埼玉県生まれ。2006年女子美術大学芸術学部立体アート学科卒業。08年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。一貫して石を素材に、日常生活で目にしたものや人の動作、自然の風景などから着想を得て彫刻作品を制作している。風に吹かれそうな葉、柔らかい曲線を描いて横たわる人物など、自身が思い浮かべるイメージと、重いや硬いといったイメージを持つ石とが調和するより良い方法を選び、新しい石彫のかたちを探っている。近年の個展に、「さかなのような人」(KAYOKOYUKI、東京、2018)、グループ展に、「タイムライン-時間に触れるためのいくつかの方法-」(京都大学総合博物館、2019)、「引込線 2017」(旧所沢市立第2学校給食センター)など。12年に第7回大黒屋現代アート公募展大賞受賞。作品は小豆島 千軒海岸(香川)、相模原公園(神奈川)、翠ヶ丘公園(福島)などに設置されている。