松延総司
Soshi Matsunobe
松延総司は1988年熊本県生まれ、2008年京都嵯峨芸術大学短期大学部卒業。主に京都と滋賀を拠点に活動。図と地で言うところの「地」に着目し、日常のなかで人々が無意識化している抽象的な物事をコンセプチュアルにとらえ直す作品を制作。石や輪ゴム、鼻歌、棚、落書きなどをモチーフにした作品では、モチーフに内在する機能・法則・価値をミニマルな手法で顕在化することが試みられている。
代表作に、瞬間的にねじった輪ゴム《Twisted Rubber Band》、セメントによる手づくりの石《My Stones》、フリーハンドの線を型紙によって再構築した《Knit the Knot》など。近年の個展に、「See the Shades」(HAGIWARA PROJECTS、東京、2019)、「ねじれたライブラリールーム」(熊本市現代美術館、2018)、「scribbles between spaces」(SOX 、ベルリン、2018)。グループ展に、玉山拓郎・松延総司「FLASH MATTER」(Gallery PARC、京都、2019)、 「ONLY CONNECT OSAKA」(クリエイティブセンター大阪 、2019)、「Invisible Strings in Spring」(Devening Projects、シカゴ、2018)などがある。