マーガレット・リー
Margaret Lee
マーガレット・リーは1980年ニューヨーク生まれ、同地を拠点に活動。世俗的な問題、異性関係やセクシャルな問題をテーマに、軽やかなタッチのドローイング、バナナやオレンジ、キュウリなど果物や野菜をかたどった石膏の彫刻作品、ドットで空間を統一したインスタレーションなどを発表。バナナをつないだ排気管を男性の欲望のメタファーとしたスチールの作品《Waiting is for Lovers》(2017)や、「XXX」のメッセージを「No No No」と読めるように、必ずしも愛への同意ではないことを示唆した《I Mean it When I Say XXX》(2017)など、皮肉と可愛らしさを併せ持つ作品を制作している。作品は、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館、ダラス美術館などに収蔵。近年の個展に、「It’s not that I’m not taking(this) seriously」(Jack Hanley Gallery、ニューヨーク、2016)、「Duddell’s x DMA: Concentrations HK: Margaret Lee」(Duddell’s、香港、2016)。日本では17年に、MISAKO&ROSEN(東京)で初個展「...Banana in my tailpipe」を開催。2009年よりアーティスト・ラン・スペース「47 canal」(ニューヨーク)を運営している。