添田奈那
Nana Soeda
添田奈那は1994年東京都⽣まれ。東京造形大学でアニメーションを学んだ後、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズのファウンデーションコースを修了。アジアの商店街にあるおもちゃや、まがいもののキャラクターから影響を受け、「チープ感」をテーマとした平⾯作品やアニメーションを制作している。作品を通して、無自覚な差別や格差のある現代社会に生きる人々の「怒り」「悲しみ」を代弁し、キャラクター的ビジュアルを経由することで、ネガティブな感情を愛らしいペインティングやアニメーションに変貌させる。不穏な空気をまといつつもユーモアにあふれたキャラクターたちは、理不尽な事柄で心身を疲弊している人々の癒しとなる。2020年に初個展「リトルガッツ(イシュー)」(BAF STUDIO TOKYO、東京)を開催。2023年には大規模個展「I'm fine」(YUKIKOMIZUTANI、東京)を開催した。山梨にある「GASBON METABOLISM」内にて自身の作品のみを展示し続ける「Gallery ○○(ほにゃらら)」を共同運営するほか、ラコステ原宿の「+My Lacoste Artist Program」にてコラボレーションを行うなど様々なプロジェクトや展示に参加。