アメリカ人フォトグラファーでアーティスト、ポール・ムパギ・セプイヤ(Paul Mpagi Sepuya)の作品集。

本書は、作者が2005年から2008年にかけて自主出版したZINEである。各号は、コンタクトシート、アウトテイク、テキストを用いながら、拡張されたポートレートという形式を探るアーティスト自身の実験として制作された。被写体となったのは、作者の友人、ミューズ、そして協働者たちである。当時制作されていた多くのZINEと同様に、職場や各地のコピーショップで複写されており、作家の手作業の痕跡とともに、1970年代以降のクィア・ジンを特徴づけてきたコピー機特有の質感をそのまま残している。本書は、現在では原本の流通数が少なく入手困難となっている全7号を、初めて一冊にまとめたものである。

作者にとってキャリア初期の刊行物にあたる本書には、その後、20年にわたり自身が展開してきた写真実践の基盤がすでに示されている。本書に収められたポートレートの随所には作者自身の姿も垣間見え(自身のセルフポートレートに焦点を当てた号も含まれる)、同時に写真制作のメカニズムそのものも可視化されている。そこには、この初期作品から、後に広く知られることになる「Dark Room」シリーズ、そして現在まで続くポートレートを軸とした実践へと連なる系譜が見て取れる。作者の写真は、写真というメディウムの歴史を想起させながら、それに対する批評的な問いも投げかける。単一のポートレートという概念を問い直し、作家、被写体、協働者のあいだの関係性を浮かび上がらせるとともに、ブラック・オーサーシップをめぐる期待や表象を複雑化させる視点として、クィアネスが強調されている。

※性的な表現が収録されているページが多数ございます。ご購入の際にはあらかじめご了承ください。

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¥ 4,620 (税込)

アメリカ人フォトグラファーでアーティスト、ポール・ムパギ・セプイヤ(Paul Mpagi Sepuya)の作品集。

本書は、作者が2005年から2008年にかけて自主出版したZINEである。各号は、コンタクトシート、アウトテイク、テキストを用いながら、拡張されたポートレートという形式を探るアーティスト自身の実験として制作された。被写体となったのは、作者の友人、ミューズ、そして協働者たちである。当時制作されていた多くのZINEと同様に、職場や各地のコピーショップで複写されており、作家の手作業の痕跡とともに、1970年代以降のクィア・ジンを特徴づけてきたコピー機特有の質感をそのまま残している。本書は、現在では原本の流通数が少なく入手困難となっている全7号を、初めて一冊にまとめたものである。

作者にとってキャリア初期の刊行物にあたる本書には、その後、20年にわたり自身が展開してきた写真実践の基盤がすでに示されている。本書に収められたポートレートの随所には作者自身の姿も垣間見え(自身のセルフポートレートに焦点を当てた号も含まれる)、同時に写真制作のメカニズムそのものも可視化されている。そこには、この初期作品から、後に広く知られることになる「Dark Room」シリーズ、そして現在まで続くポートレートを軸とした実践へと連なる系譜が見て取れる。作者の写真は、写真というメディウムの歴史を想起させながら、それに対する批評的な問いも投げかける。単一のポートレートという概念を問い直し、作家、被写体、協働者のあいだの関係性を浮かび上がらせるとともに、ブラック・オーサーシップをめぐる期待や表象を複雑化させる視点として、クィアネスが強調されている。

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取り扱い twelvebooks
サイズ 20.3 x 16.5 x cm
重量 1.0kg
商品コード 1100052170
出版 PRIMARY INFORMATION
著者 Paul Mpagi Sepuya
ISBN 9798991036771
配送までの期間 ご注文確定後、2-7日以内
カテゴリー
送料 ¥770(税込)
購入条件