イギリス人アーティスト、セリア・ポール(Celia Paul)の作品集。本書は、2025年3月から4月にかけてロンドンのギャラリー「ヴィクトリア・ミロ(Victoria Miro)」で開催された作者の大規模個展「Celia Paul: Colony of Ghosts」に伴い刊行された。

過去半世紀において最も多作なイギリス人画家の一人である作者のキャリアを描いた本作は、作家のカール・オーヴェ・クナウスゴール(Karl Ove Knausgård)、作家でありキュレーターのヒルトン・アルス(Hilton Als)、哲学者、伝記作家であるクレア・カーライル(Clare Carlisle)、アーティストであり陶芸家のエドマンド・ドゥ・ヴァール(Edmund de Waal)、ウェールズ聖公会の主教、神学者、詩人であるローワン・ウィリアムズ(Rowan Williams)らによる新たな論考とあわせ、作者自身によるエッセイを収録した待望の包括的なモノグラフである。

本書は作者が15歳の時に制作した初期の作品から始まり、50年にわたって制作されてきた作品を年代順に幅広く紡いでいく。シークエンスが刻むリズムの中には、幾度となく立ち戻ってきたテーマや描いたもの、すなわち母、姉妹、海が現れており、中でもとりわけ重要なのは、作者自身である。300点を超える作品を収録したこの一冊は、テーマに取り組んできた飽くなき探究心や、作者を取り巻く世界を我々が理解する方法を作品で示している。

これまで作者の作品は、フランシス・ベーコン(Francis Bacon)、フランク・アウエルバッハ(Frank Auerbach)、ルシアン・フロイド(Lucian Freud)など、作者と長く親交がありながらも、イギリス絵画界を席巻してきた男性アーティストたちが築いた規範の影に隠れていた。本書に収められた作品は、作者が美術史上において模範としてふさわしい位置に在ることを示すだけでなく、形、光、そしてキャンバス上の筆致や絵の具の動きに対するアプローチに、深く感じいる精神性とヴィジョンが息づいていることを伝えてくれる。

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セリア・ポール

WORKS 1975–2025

2025

¥ 38,500 (税込)

イギリス人アーティスト、セリア・ポール(Celia Paul)の作品集。本書は、2025年3月から4月にかけてロンドンのギャラリー「ヴィクトリア・ミロ(Victoria Miro)」で開催された作者の大規模個展「Celia Paul: Colony of Ghosts」に伴い刊行された。

過去半世紀において最も多作なイギリス人画家の一人である作者のキャリアを描いた本作は、作家のカール・オーヴェ・クナウスゴール(Karl Ove Knausgård)、作家でありキュレーターのヒルトン・アルス(Hilton Als)、哲学者、伝記作家であるクレア・カーライル(Clare Carlisle)、アーティストであり陶芸家のエドマンド・ドゥ・ヴァール(Edmund de Waal)、ウェールズ聖公会の主教、神学者、詩人であるローワン・ウィリアムズ(Rowan Williams)らによる新たな論考とあわせ、作者自身によるエッセイを収録した待望の包括的なモノグラフである。

本書は作者が15歳の時に制作した初期の作品から始まり、50年にわたって制作されてきた作品を年代順に幅広く紡いでいく。シークエンスが刻むリズムの中には、幾度となく立ち戻ってきたテーマや描いたもの、すなわち母、姉妹、海が現れており、中でもとりわけ重要なのは、作者自身である。300点を超える作品を収録したこの一冊は、テーマに取り組んできた飽くなき探究心や、作者を取り巻く世界を我々が理解する方法を作品で示している。

これまで作者の作品は、フランシス・ベーコン(Francis Bacon)、フランク・アウエルバッハ(Frank Auerbach)、ルシアン・フロイド(Lucian Freud)など、作者と長く親交がありながらも、イギリス絵画界を席巻してきた男性アーティストたちが築いた規範の影に隠れていた。本書に収められた作品は、作者が美術史上において模範としてふさわしい位置に在ることを示すだけでなく、形、光、そしてキャンバス上の筆致や絵の具の動きに対するアプローチに、深く感じいる精神性とヴィジョンが息づいていることを伝えてくれる。

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取り扱い twelvebooks
サイズ 30.0 x 25.5 x cm
重量 1.0kg
商品コード 1100042082
出版 MACK
著者 Celia Paul
ISBN 9781915743657
配送までの期間 ご注文確定後、2-7日以内
カテゴリー
送料 ¥770(税込)
購入条件