ロンドンと香港にギャラリースペースを構える「WHITE CUBE」の作品集。本ギャラリーは1993年の設立以来、世界でも評価の高い現代アーティストの作品を数多く展示し、受賞歴のあるモノグラフ、展覧会カタログ、アーティストブックを出版してきた。本書は、ギャラリーとしてだけでなく出版社としても名高い本ギャラリーが、これまで関わってきたアーティストたちの実践を紹介する、ビジュアルエッセイ、講演、対談、詩、短編小説を収録した1冊。デザインは「Studio Jonathan Hares」が手がける。

本書は、ケニア人アーティスト、マイケル・アーミテージ(Michael Armitage)の展覧会「Amongst the Living」(2022年)にあわせて、南アフリカ人アーティストのNakhaneが書き下ろした、クィア・ロマンス、罪悪感、恥を探求する書簡的作品から始まる。ベルリンを拠点に活動する美術批評家のエステル・ホイ(Estelle Hoy)は、パリのホワイトキューブで開催されたグループ展「Sweet Lust」に反応し、熱望と欲望の両義性を孕んだ短編小説を発表。また、レバノン系アメリカ人アーティスト、エテル・アドナン(Etel Adnan)や、ブレンダン・ショーネシー(Brendan Shaughnessy)、エイミー・キー(Amy Key)といった詩人による詩は、強烈な描写力と憧れの象徴を通して、反射的に立ち止まる瞬間を与える。

フランス人アーティスト、ソフィ・カル(Sophie Calle)による初のアーティスト・ブック「ヴェネチア組曲」(1980-96)の根底にあるのは、一方的な追跡ゲームであり、そのパフォーマティブ・アートの作品についてアメリカ人作家クリス・クラウス(Chris Kraus)とカナダ人写真家のジュリアナ・ハルパート(Juliana Halpert)が考察・論考する。同じく謎めいていて捉えどころのないところが伝説的なアメリカ人アーティスト、デイヴィッド・ハモンズ(David Hammons)の作品は、イギリスで最も権威ある文学賞「ブッカー賞」を受賞したベン・オクリ(Ben Okri)による、ハモンズの「革新的な不在」に注目したエッセイからの抜粋とともに掲載されている。

アメリカ人アーティスト、ヴァージニア・オバートン(Virginia Overton)とイタリア人キュレーター、セシリア・アレマニ(Cecilia Alemani)は、芸術家の実践の中に物質的な歴史が埋め込まれていることを論じ、この概念はイスライル系アメリカ人アーティスト、ハイム・シュタインバッハ(Haim Steinbach)の作品を特徴づけるものでもあり、アメリカ人キュレーター、ジェニー・ジャスキー(Jennifer Jaskey)はオブジェクト指向存在論の哲学的な枠組みを通してこの作品を読み解く。繊細な箔押しや手描きの幾何学的な形が特徴のメキシコ人アーティスト、ガブリエル・オロスコ(Gabriel Orozco)の新シリーズ「Diario de Plantas」(2022)について、イギリス人美術史家のブリオニー・ファー(Briony Fer)がテキストで紹介し、人間以外の存在や植物、自然の持つ無限の創造性について取り上げる。また、ベトナム人アーティスト、ダン・ヴォ(Danh Vo)のシリーズ「Untitled」(2022)は、キアラ・ベルトラ(Chiara Bertola)との共同企画で、ケリーニ・スタンパリア財団の周辺に並ぶ花のポートレートで、植物的なものを心に訴えかける。

アメリカ人アーティスト、クリスチャン・マークレー(Christian Marclay)、イギリス人アートユニット、ギルバート&ジョージ(Gilbert & George)、そして日系アメリカ人アーティスト、イサム・ノグチ(Isamu Noguchi)による亜鉛メッキ鋼板の作品を捉えたジョナス・マルゲ(Jonas Marguet)のヴィジュアル・エッセイは、長い文章を区切り、「見る」という行為を重要視している。

これらのアーカイブ資料、コミッションされたエッセイ、新たに執筆した作品は、2022年のアンソロジーのハイライトである。アーティストとその作品に直接接近できる姉妹篇は、過去1年間の現代アートと文章の重要な記録となっている。

収録アーティスト:
エテル・アドナン、セシリア・アレマニ、マイケル・アーミテージ、キアラ・ベルトラ、ソフィ・カル、ブリオニー・ファー、ギルバート&ジョージ、ルイーズ・ジョヴァネリ、ジュリアナ・ハルパート、デイヴィッド・ハモンズ、エステル・ホイ、ジェニー・ジャスキー、クララ・ケンプ・ウェルチ、エイミー・キー、クリス・クラウス、ダニカ・ランディー、クリスチャン・マークレー、ジョナス・マルゲ、ナカネ、イサム・ノグチ、ベン・オクリ、ガブリエル・オロスコ、ヴァージニア・オーバートン、ジェシカ・ランキン、イラナ・サイディ、パク・ソボ、ブレンダン・ショーネシー、ジェニファー・シリフカ、ハイム・スタインバッハ、アリーナ・シャポツニコフ、ヤン・ヴォー、ジェフ・ウォール

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WHITE CUBE COMPANION (2022)

2022

¥ 6,380 (税込)

ロンドンと香港にギャラリースペースを構える「WHITE CUBE」の作品集。本ギャラリーは1993年の設立以来、世界でも評価の高い現代アーティストの作品を数多く展示し、受賞歴のあるモノグラフ、展覧会カタログ、アーティストブックを出版してきた。本書は、ギャラリーとしてだけでなく出版社としても名高い本ギャラリーが、これまで関わってきたアーティストたちの実践を紹介する、ビジュアルエッセイ、講演、対談、詩、短編小説を収録した1冊。デザインは「Studio Jonathan Hares」が手がける。

本書は、ケニア人アーティスト、マイケル・アーミテージ(Michael Armitage)の展覧会「Amongst the Living」(2022年)にあわせて、南アフリカ人アーティストのNakhaneが書き下ろした、クィア・ロマンス、罪悪感、恥を探求する書簡的作品から始まる。ベルリンを拠点に活動する美術批評家のエステル・ホイ(Estelle Hoy)は、パリのホワイトキューブで開催されたグループ展「Sweet Lust」に反応し、熱望と欲望の両義性を孕んだ短編小説を発表。また、レバノン系アメリカ人アーティスト、エテル・アドナン(Etel Adnan)や、ブレンダン・ショーネシー(Brendan Shaughnessy)、エイミー・キー(Amy Key)といった詩人による詩は、強烈な描写力と憧れの象徴を通して、反射的に立ち止まる瞬間を与える。

フランス人アーティスト、ソフィ・カル(Sophie Calle)による初のアーティスト・ブック「ヴェネチア組曲」(1980-96)の根底にあるのは、一方的な追跡ゲームであり、そのパフォーマティブ・アートの作品についてアメリカ人作家クリス・クラウス(Chris Kraus)とカナダ人写真家のジュリアナ・ハルパート(Juliana Halpert)が考察・論考する。同じく謎めいていて捉えどころのないところが伝説的なアメリカ人アーティスト、デイヴィッド・ハモンズ(David Hammons)の作品は、イギリスで最も権威ある文学賞「ブッカー賞」を受賞したベン・オクリ(Ben Okri)による、ハモンズの「革新的な不在」に注目したエッセイからの抜粋とともに掲載されている。

アメリカ人アーティスト、ヴァージニア・オバートン(Virginia Overton)とイタリア人キュレーター、セシリア・アレマニ(Cecilia Alemani)は、芸術家の実践の中に物質的な歴史が埋め込まれていることを論じ、この概念はイスライル系アメリカ人アーティスト、ハイム・シュタインバッハ(Haim Steinbach)の作品を特徴づけるものでもあり、アメリカ人キュレーター、ジェニー・ジャスキー(Jennifer Jaskey)はオブジェクト指向存在論の哲学的な枠組みを通してこの作品を読み解く。繊細な箔押しや手描きの幾何学的な形が特徴のメキシコ人アーティスト、ガブリエル・オロスコ(Gabriel Orozco)の新シリーズ「Diario de Plantas」(2022)について、イギリス人美術史家のブリオニー・ファー(Briony Fer)がテキストで紹介し、人間以外の存在や植物、自然の持つ無限の創造性について取り上げる。また、ベトナム人アーティスト、ダン・ヴォ(Danh Vo)のシリーズ「Untitled」(2022)は、キアラ・ベルトラ(Chiara Bertola)との共同企画で、ケリーニ・スタンパリア財団の周辺に並ぶ花のポートレートで、植物的なものを心に訴えかける。

アメリカ人アーティスト、クリスチャン・マークレー(Christian Marclay)、イギリス人アートユニット、ギルバート&ジョージ(Gilbert & George)、そして日系アメリカ人アーティスト、イサム・ノグチ(Isamu Noguchi)による亜鉛メッキ鋼板の作品を捉えたジョナス・マルゲ(Jonas Marguet)のヴィジュアル・エッセイは、長い文章を区切り、「見る」という行為を重要視している。

これらのアーカイブ資料、コミッションされたエッセイ、新たに執筆した作品は、2022年のアンソロジーのハイライトである。アーティストとその作品に直接接近できる姉妹篇は、過去1年間の現代アートと文章の重要な記録となっている。

収録アーティスト:
エテル・アドナン、セシリア・アレマニ、マイケル・アーミテージ、キアラ・ベルトラ、ソフィ・カル、ブリオニー・ファー、ギルバート&ジョージ、ルイーズ・ジョヴァネリ、ジュリアナ・ハルパート、デイヴィッド・ハモンズ、エステル・ホイ、ジェニー・ジャスキー、クララ・ケンプ・ウェルチ、エイミー・キー、クリス・クラウス、ダニカ・ランディー、クリスチャン・マークレー、ジョナス・マルゲ、ナカネ、イサム・ノグチ、ベン・オクリ、ガブリエル・オロスコ、ヴァージニア・オーバートン、ジェシカ・ランキン、イラナ・サイディ、パク・ソボ、ブレンダン・ショーネシー、ジェニファー・シリフカ、ハイム・スタインバッハ、アリーナ・シャポツニコフ、ヤン・ヴォー、ジェフ・ウォール

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取り扱い twelvebooks
サイズ 23.0 x 15.0 x cm
重量 1.0kg
商品コード 1100021522
出版 WHITE CUBE
ISBN 9781910844588
配送までの期間 ご注文確定後、2-7日以内
カテゴリー
送料 ¥550(税込)