東京発・年四回刊行、全編英語テキストの世界市民のためのカルチャー・マガジン『ESP Cultural Magazine』。アートディレクションはエクスペリメンタル・ジェットセット(Experimental Jetset)、編集アドバイザーにはキュレーターのハンス・ウルリッヒ・オブリスト(Hans Ulrich Obrist)、編集長は菅付雅信が務める。

ESPERANTO Culture Magazine』が2号目から誌名を一新、『ESP Cultural Magazine』(イーエスピー・カルチュラル・マガジン)として刊行。この2号目こそが実質的な創刊号のつもりで制作されており、ページ数も1号目の88ページから144ページに大幅増。印刷も今回からオランダの印刷所で、 本誌のデザインを手がけるアムステルダムのエクスペリメンタル・ジェットセットの監修の元に印刷・製本され、より高いクオリティの仕上がりとなっている。

2号目はアート特集「THE GLITCH IN THE ART SYSTEM」。コロナの時代においてアートとは何かを問う。ハーレムスタジオ美術館のキュレーターであるレガシー・ラッセル(Legacy Russell)の話題の書『Glitch Feminism: A Manifesto』(Verso, 2020)を参考に、アート業界の「グリッチ」を探求する。「グリッチ」とは、システムのミスやバグ、不具合のことであり、レガシー・ラッセルは、欠陥から抑圧的なシステム自体の不具合を見つけ出し、それを解決する中で新たなシステムを構想することを提唱。問題は同時に変革のための鍵でもあるとラッセルは唱える。ラッセルの「グリッチ」の概念を通し、本特集は、デジタルでもありフィジカルでもあるような「曖昧な領域」から既存のアートの枠組みが抱える「不具合」(多様性の欠如や権力の不均衡、莫大な富との結びつきなど)に焦点を当てる。アートコレクターからキュレーター、建築家、経済学者、アーティストまで、アート業界のエコシステムを構築する様々な関係者へのインタビューを通して、これからのアートマーケットのあり方とその構想を探っていき、どのような変革を取り組むべきかを考察する。

寄稿者は、前述のキュレーターのレガシー・ラッセル(Legacy Russell)、世界的キュレーターのハンス・ウルリッヒ・オブリスト。インタビューはパフォーマンス・アーティストのマリーナ・アブラモヴィッチMarina Abramović、アーティストのオラファー・エリアソンOlafur Eliasson、北京の私設美術館「X Museum」の若手設立者マイケル・ホゥアンMichael Xufu Huang、建築家・ライターのジャック・セルフJack Selfとケラー・イースターリングKeller Easterling、映像作家のマンシア・ディアワラManthia Diawara、社会学者のサラ・ソーントンSarah Thornton、中東初の現代美術のアートセンター「ジャミール・アートセンター」のアントニア・カーヴァーAntonia Carver、コレクターの宮津大輔、マダガスカルを拠点とするアーティストのジョエル・アンドリアノメアリソアJoël Andrianomearisoaなど。オリジナルのイラストはルディー・ゲジRudy Guedjが手がける。

連載エッセイは、世界的ベストセラー『21世紀の歴史』で知られるフランスの歴史学者、経済学者ジャック・アタリ(Jacques Attali)、グラフィックデザイン・チームのエクスペリメンタル・ジェットセット、これからのユニバーサル・ランゲージ(世界共通語)を探るジャーナリストのトニー・ラズロ(Tony László)、パレスティナの女性小説家アダニア・シビリ(Adania Shibli)、べルリンを拠点とするアーティストのクリスティーヌ・サン・キム(Christine Sun Kim)。

レビューは34人/34本/34ページの大ヴォリュームで構成。ベストセラー『人新世の資本論』で知られる経済思想家の斎藤幸平、ジャーナリストの伊藤詩織、哲学者のグレアム・ハーマン(Graham Harman)、世界的映画監督の王兵(ワン・ビン)、モスクワの国際的社会活動アーティスト「プッシーライオット」のナジェージダ・トロコンニコワ(Nadezhda Tolokonnikova)、グラフィックデザイナー・デュオ Sulki&Min、イランの思想家レザ・ネガレスタニ(Reza Negarestani)などが寄稿する。

18都市/18名のクリエイターのおすすめの本、映画、音楽、そしてお店を紹介するレギュラー企画「SOURCES」では、東京をDOMMUNEの宇川直宏、ベルリンをアーティスト兼ミュージシャンのアルヴァ・ノト(Alva Noto)、シンガポールは『WERK』アートディレクターのテセウス・チャン(Theseus Chan)、クアラルンプールは映画監督エドモンド・ヨウ(Edmund Yeo)、パリは話題のミュージシャンであるシャソール(Chassol)、北京は写真家リン・チーペン(Lin Zhipeng aka No.223)、ソウルはデザイナーのイ・カンホ(Kwangho Lee)などが参加する。

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ESP CULTURAL MAGAZINE ISSUE 2

2021

¥ 2,200 (税込)

東京発・年四回刊行、全編英語テキストの世界市民のためのカルチャー・マガジン『ESP Cultural Magazine』。アートディレクションはエクスペリメンタル・ジェットセット(Experimental Jetset)、編集アドバイザーにはキュレーターのハンス・ウルリッヒ・オブリスト(Hans Ulrich Obrist)、編集長は菅付雅信が務める。

ESPERANTO Culture Magazine』が2号目から誌名を一新、『ESP Cultural Magazine』(イーエスピー・カルチュラル・マガジン)として刊行。この2号目こそが実質的な創刊号のつもりで制作されており、ページ数も1号目の88ページから144ページに大幅増。印刷も今回からオランダの印刷所で、 本誌のデザインを手がけるアムステルダムのエクスペリメンタル・ジェットセットの監修の元に印刷・製本され、より高いクオリティの仕上がりとなっている。

2号目はアート特集「THE GLITCH IN THE ART SYSTEM」。コロナの時代においてアートとは何かを問う。ハーレムスタジオ美術館のキュレーターであるレガシー・ラッセル(Legacy Russell)の話題の書『Glitch Feminism: A Manifesto』(Verso, 2020)を参考に、アート業界の「グリッチ」を探求する。「グリッチ」とは、システムのミスやバグ、不具合のことであり、レガシー・ラッセルは、欠陥から抑圧的なシステム自体の不具合を見つけ出し、それを解決する中で新たなシステムを構想することを提唱。問題は同時に変革のための鍵でもあるとラッセルは唱える。ラッセルの「グリッチ」の概念を通し、本特集は、デジタルでもありフィジカルでもあるような「曖昧な領域」から既存のアートの枠組みが抱える「不具合」(多様性の欠如や権力の不均衡、莫大な富との結びつきなど)に焦点を当てる。アートコレクターからキュレーター、建築家、経済学者、アーティストまで、アート業界のエコシステムを構築する様々な関係者へのインタビューを通して、これからのアートマーケットのあり方とその構想を探っていき、どのような変革を取り組むべきかを考察する。

寄稿者は、前述のキュレーターのレガシー・ラッセル(Legacy Russell)、世界的キュレーターのハンス・ウルリッヒ・オブリスト。インタビューはパフォーマンス・アーティストのマリーナ・アブラモヴィッチMarina Abramović、アーティストのオラファー・エリアソンOlafur Eliasson、北京の私設美術館「X Museum」の若手設立者マイケル・ホゥアンMichael Xufu Huang、建築家・ライターのジャック・セルフJack Selfとケラー・イースターリングKeller Easterling、映像作家のマンシア・ディアワラManthia Diawara、社会学者のサラ・ソーントンSarah Thornton、中東初の現代美術のアートセンター「ジャミール・アートセンター」のアントニア・カーヴァーAntonia Carver、コレクターの宮津大輔、マダガスカルを拠点とするアーティストのジョエル・アンドリアノメアリソアJoël Andrianomearisoaなど。オリジナルのイラストはルディー・ゲジRudy Guedjが手がける。

連載エッセイは、世界的ベストセラー『21世紀の歴史』で知られるフランスの歴史学者、経済学者ジャック・アタリ(Jacques Attali)、グラフィックデザイン・チームのエクスペリメンタル・ジェットセット、これからのユニバーサル・ランゲージ(世界共通語)を探るジャーナリストのトニー・ラズロ(Tony László)、パレスティナの女性小説家アダニア・シビリ(Adania Shibli)、べルリンを拠点とするアーティストのクリスティーヌ・サン・キム(Christine Sun Kim)。

レビューは34人/34本/34ページの大ヴォリュームで構成。ベストセラー『人新世の資本論』で知られる経済思想家の斎藤幸平、ジャーナリストの伊藤詩織、哲学者のグレアム・ハーマン(Graham Harman)、世界的映画監督の王兵(ワン・ビン)、モスクワの国際的社会活動アーティスト「プッシーライオット」のナジェージダ・トロコンニコワ(Nadezhda Tolokonnikova)、グラフィックデザイナー・デュオ Sulki&Min、イランの思想家レザ・ネガレスタニ(Reza Negarestani)などが寄稿する。

18都市/18名のクリエイターのおすすめの本、映画、音楽、そしてお店を紹介するレギュラー企画「SOURCES」では、東京をDOMMUNEの宇川直宏、ベルリンをアーティスト兼ミュージシャンのアルヴァ・ノト(Alva Noto)、シンガポールは『WERK』アートディレクターのテセウス・チャン(Theseus Chan)、クアラルンプールは映画監督エドモンド・ヨウ(Edmund Yeo)、パリは話題のミュージシャンであるシャソール(Chassol)、北京は写真家リン・チーペン(Lin Zhipeng aka No.223)、ソウルはデザイナーのイ・カンホ(Kwangho Lee)などが参加する。

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取り扱い twelvebooks
サイズ 27.0 x 18.0 x cm
重量 1.0kg
商品コード 1100011212
出版 ESPERANTO MEDIA LLC
ISBN 9784910464015
配送までの期間 ご注文確定後、2-7日以内
カテゴリー
送料 ¥770(税込)
購入条件