クリストファー・ウィリアムズが2014年から15年にかけてシカゴ美術館、ニューヨーク近代美術館、ロンドンのホワイトチャペル・ギャラリーと共同で開催され、高い評価を得た展覧会「The Production Line of Happiness（幸福の生産ライン）」と連動した意欲的なシリーズの第2巻である。画像よりもテキストに重きを置いた展覧会カタログである第１巻に続き、本書は独立した視覚的オブジェクトとして存在し、作家の概念的・美的関心を書籍の形に拡張するために構想された。作家の丹念に構成された写真を厳選し、エッセイやキャプション、タイトルページさえもない、ほとんど言葉のない印象的なグラフィックデザインを特徴とする。