美術手帖 2023年1月号「鴻池朋子」
¥ 1,980 (税込)
特集
鴻池朋子
「みる誕生」。あまり見慣れない字面だ。手で書いてみる。なめらかに一筆で書ける「る」と複雑で画数の多い「誕」のあいだの飛躍につんのめる。試しに声に出してみる。匂いはあるか、味はどうだろう? 今夏、高松からスタートし、静岡へリレーしてきた鴻池朋子の個展タイトル「みる誕生」(2024年には青森へ)。このなにやら物質的な手応えのある言葉は、様々な素材、地形や気象、ひとびとと出会い、ものづくりを通して遊んできた作家がいま降り立つ、開けた場所なのかもしれない。この特集では、観客の私たちもそこに一緒に向かってみたい。
SPECIAL FEATURE
鴻池朋子
足元へ降り立つ「みる誕生」
鴻池朋子最新インタビュー
FOCUS01 みる誕生会
みる誕生会――指先と作品のあいだに生まれるもの
対談:半田こづえ×細矢芳
FOCUS 02 筆談ダンス
時間のなかにとどまる――鴻池朋子の方法
木下知威=文
FOCUS 03 糞土思想とミュージアム
FUNDAMENTAL GRAFFITI(for museum)
奥脇嵩大=文
FOCUS 04 物語るテーブルランナー
旅に出る。出会い、誤解し、変化し続けるため。
メイボン尚子=文
コラム:転がる転がるテーブルランナー
弓指寛治=文
鴻池朋子のストラクチャー
菅原淳子=編集 小川順子=デザイン
FOCUS 05 大島と「金陽会」の絵
「みせる誕生」――ある壁のぼりから
藏座江美=文
コラム:美術の初源を伝える――鴻池朋子さんについて
北川フラム=文
FOCUS 06 「逃走階段」と「緑の森の一角獣座」
《緑の森の一角獣座》をめぐる、アーティスト
――若林奮、田島征三、鴻池朋子がつなぐ螺旋
論考:惑星のほうへ――高松と大島を旅して感じたこと
山本浩貴=文
対談:池澤夏樹 × 鴻池朋子
目でないものでみる 耳でないものできく
ARTIST IN FOCUS
今井俊介
鈴木俊晴=取材・文
青柳菜摘
松井茂=取材・文
WORLD REPORT
New York/London/Berlin/Torino/Los Angeles/Santa Fe
ARTIST INTERVIEW
プレシャス・オコヨモン
山本浩貴=聞き手
アート&デザイン学校ガイド
WORLD OF NFT ART Adam byGMO
PAPERS
ルース・アサワ――生命/環境のネスト
沢山遼=文
REVIEWS
「比田井南谷~線の芸術~」展
椹木野衣=文
「法貴信也個展―S171101ST(R)」「法貴 信也 個展」「ゲルハルト・リヒター」展
清水穣=文
青柳龍太「我、発見せり。」(27)
安藤裕美「前衛の灯火」第4話
プレイバック!美術手帖 原田裕規=文
BOOK
月刊美術史
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商品コード | 1100020825 |
出版 | 美術出版社 |
著者 | 美術手帖編集部 |
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