ドールハウスのなかの絵
¥ 6,160 (税込)
奈良美智を排出した愛知県立芸術大学に学び、夢と現実が交差する独自の世界を表現し続けるアーティスト・長井朋子の作品集『ドールハウスのなかの絵』。
作家の原田マハが「長井さんの作品は、幼なじみみたいな、同級生みたいな、さりげないあたたかさにあふれている」と本書に帯文を寄せているとおり、長井が描くのは、幼少期からずっと親しんできたぬいぐるみや人形、動物や草花、布のはぎれの柄など、さまざまなモチーフが伸びやかに共存する心踊る世界。本作品集は、約120点におよぶ掲載作品から、そんな“ナガイワールド”を堪能できる一冊です。
【書誌概要】
国内外で多くの展覧会を成功させ、テレビ番組のアートワークや小説の挿画、公共施設のビジュアルなども手掛ける多彩なアーティスト長井朋子。表現方法も多岐にわたり手先も器用な彼女ですが、その創作活動における真骨頂は油彩絵画です。本作品集ではペインティング作品を中心に、幅5メートル超の大型作品からクマやこどもなどを描いた小作品まで、さまざまなサイズの作品約120点を収録しています。大型作品には、主役として描かれたモチーフ以外にも数多くのキャラクターや小物、ファブリックの柄などが大胆かつ繊細な筆づかいで描き込まれており、それぞれのディテールをじっくり堪能することができます。
また、東京オペラシティアートギャラリー シニアキュレーター 能勢陽子の執筆によるエッセイでは、独自の世界を創造してゆく長井朋子の作家性についても深く言及され、長井朋子の活動を知るためには欠かせない一冊となっています。
【アーティストプロフィール】
長井朋子/Tomoko Nagai
1982年、愛知県生まれ。2006年愛知県立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業。
絵画を中心に立体やインスタレーションなど幅広い手法で、夢とリアルな日常、季節感あふれる豊かな自然などが溶け込む自由な世界を表現する作家。ときに大胆に、ときに繊細に、色彩豊かに描かれる作品には、ぬいぐるみや人形など長井の記憶のなかに長くストックされてきた数多くのモチーフがさまざまに姿を変えて登場します。
国内外で高い評価を得ている彼女の作品は、東京都現代美術館、愛知県美術館、アムステルダム国立美術館などに収蔵されています。NHK Eテレ番組「時々迷々」などのアートワーク、原田マハ、藤野千夜らの小説本装画、2024年開園の動物とのふれあい施設「霞ケ浦 どうぶつとみんなのいえ」(茨城県霞ヶ浦市)のビジュアル全般を手がけるなど、幅広い分野で活躍。
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取り扱い | 銀座 蔦屋書店 |
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商品コード | 1100045605 |
出版 | 美術出版社 |
著者 | 長井朋子 |
ISBN | 9784568105926 |
配送までの期間 | 2025年9月20日の発売日以降、順次発送を予定 |
備考 | 168ページ/ A4変型 |
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送料 | ¥550(税込) |
購入条件 |