額装費は別途

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こちらの作品は日本橋茅場町ARTDYNEにて開催中の奥山晴日写真展「-Unseen-」にて実物をご覧いただけます。

奥山晴日は、1983 年東京生まれ。現在は奈良を拠点に古美術、工芸、建築などの撮影の傍ら、作 品としての写真制作を行っています。

奧山は信仰の対象として守られてきた神域と、私たちが日常的に往来する通常の場所との境界、 いわゆる「結界」に焦点を合わせ、そのあわいに立ち現れる空間そのものをとらえようと試みています。

神域とは、本来、人の立ち入りを拒むことでその力を保持してきた場所です。信仰や畏怖、沈黙によ って守られ、可視性よりも不可視性によって成立してきた空間です。奥山はそうした神域の内部に 踏み込むのではなく、その視点は常に境界線上、すなわち「こちら側」と「向こう側」が接触しながら も決して重ならない地点に置かれています。

奥山の写真に現れるのは、森の木々、道、山の稜線など、一見何の変哲もない風景です。しかし、 それらが結界とともに提示されるとき、単なる風景ではなくなります。人が踏み込むことを許されな い領域の存在が空間に緊張を与え、可視的な要素に不可視の力をまとわせます。ここで写されて いるのは、神そのものでも、聖性の象徴でもありません。むしろ奥山が捉えているのは、結界がそこ に存在するという事実によって、風景が変質するプロセスそのものです。

奥山の作品は、出来事や物語性を意図的に排した、徹底して抑制された表現によって構成されています。その沈黙に近い静けさは、見る者に説明しがたい緊張と安堵を同時に呼び起こし、日常の 中で無自覚にやり過ごしてきた境界の存在を可視化します。

写真というメディアは、本来、目に見えるものを記録する技術です。しかし奥山の試みは、神域とい う不可視の概念、すなわち信仰や制度、共同体の合意によってのみ成立する領域を、風景のレベ ルで立ち上げるものです。現実の風景のうちに、決して写り込むことのない領域を想起させる点に おいて、奥山の写真作品は記録を超えた「もの」として、明確にコンセプチュアルな性格を帯びています。

「Unseen」というタイトルのもと、本展は見えないものを直接示すのではなく、見えなさがいかに風景 を規定しているのかを問いかけます。私たちは、何を畏れ、何を不可視のまま受け入れ、どのような 境界の上に日常を成立させているのか。奥山晴日の東京初の展示となる本展をご高覧いただけれ ば幸いです。

アーティスト・ステートメント

私は、日本の風景の中に点在する結界を前に、カメラを構える。 ファインダーを覗き込むと、古代の人々の感覚が、時を越えて静かに浮かび上がってくる。 そこには、長い年月をかけて守られてきた、目には見えない自然に対する信仰のあり方が、写し取 られた風景の奥に、ひそやかに息づいていた。

奥山晴日

 

奥山晴日 写真展 – Unseen –

2026 年 3 月 6 日(金) - 3 月 29 日(日)
12:00‐19:00 月・火・水 休廊

ARTDYNE

住所:〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町 1-1-6 小浦第一ビル 2C

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奥山晴日

Funakiisonokami

2026

¥ 110,000 (税込)

こちらの作品は日本橋茅場町ARTDYNEにて開催中の奥山晴日写真展「-Unseen-」にて実物をご覧いただけます。

奥山晴日は、1983 年東京生まれ。現在は奈良を拠点に古美術、工芸、建築などの撮影の傍ら、作 品としての写真制作を行っています。

奧山は信仰の対象として守られてきた神域と、私たちが日常的に往来する通常の場所との境界、 いわゆる「結界」に焦点を合わせ、そのあわいに立ち現れる空間そのものをとらえようと試みています。

神域とは、本来、人の立ち入りを拒むことでその力を保持してきた場所です。信仰や畏怖、沈黙によ って守られ、可視性よりも不可視性によって成立してきた空間です。奥山はそうした神域の内部に 踏み込むのではなく、その視点は常に境界線上、すなわち「こちら側」と「向こう側」が接触しながら も決して重ならない地点に置かれています。

奥山の写真に現れるのは、森の木々、道、山の稜線など、一見何の変哲もない風景です。しかし、 それらが結界とともに提示されるとき、単なる風景ではなくなります。人が踏み込むことを許されな い領域の存在が空間に緊張を与え、可視的な要素に不可視の力をまとわせます。ここで写されて いるのは、神そのものでも、聖性の象徴でもありません。むしろ奥山が捉えているのは、結界がそこ に存在するという事実によって、風景が変質するプロセスそのものです。

奥山の作品は、出来事や物語性を意図的に排した、徹底して抑制された表現によって構成されています。その沈黙に近い静けさは、見る者に説明しがたい緊張と安堵を同時に呼び起こし、日常の 中で無自覚にやり過ごしてきた境界の存在を可視化します。

写真というメディアは、本来、目に見えるものを記録する技術です。しかし奥山の試みは、神域とい う不可視の概念、すなわち信仰や制度、共同体の合意によってのみ成立する領域を、風景のレベ ルで立ち上げるものです。現実の風景のうちに、決して写り込むことのない領域を想起させる点に おいて、奥山の写真作品は記録を超えた「もの」として、明確にコンセプチュアルな性格を帯びています。

「Unseen」というタイトルのもと、本展は見えないものを直接示すのではなく、見えなさがいかに風景 を規定しているのかを問いかけます。私たちは、何を畏れ、何を不可視のまま受け入れ、どのような 境界の上に日常を成立させているのか。奥山晴日の東京初の展示となる本展をご高覧いただけれ ば幸いです。

アーティスト・ステートメント

私は、日本の風景の中に点在する結界を前に、カメラを構える。 ファインダーを覗き込むと、古代の人々の感覚が、時を越えて静かに浮かび上がってくる。 そこには、長い年月をかけて守られてきた、目には見えない自然に対する信仰のあり方が、写し取 られた風景の奥に、ひそやかに息づいていた。

奥山晴日

 

奥山晴日 写真展 – Unseen –

2026 年 3 月 6 日(金) - 3 月 29 日(日)
12:00‐19:00 月・火・水 休廊

ARTDYNE

住所:〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町 1-1-6 小浦第一ビル 2C

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取り扱い ARTDYNE
エディション 10
サイズ 33.1 x 26.3 x cm
素材 Type-C Print
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