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  • 『Scénarios』制作ノートレプリカBOOKセット

『イメージの本』『シナリオ』両作のプロデューサーであり、アーティストでもあるミトラ・ファラハニ氏の指揮のもと、実際のゴダールの制作ノートを限りなく忠実に再現したレプリカブックの特別ボックスセットです。

シリアルナンバー入り/限定1,000部(国内100セット限定)

- 化粧箱: 26 x 32 cm

- ノートブック1(2019年5月)の再現:19 x 22.5 cm(18ページ) 

- ノートブック 2(2020年7月)の複製:23 x 29.7 cm(ワイヤー綴じ、78ページ)

- ノートブック 3(2020年12月)の複製:20.5 x 29.5 cm(36ページ)

- ノートブック 4(201年3月)の複製:10 x 15 cm(40ページ)

- ノートブック 5(2021年10月)の複製:21 x 14.5 cm(28ページ)

- 著者テキストブックレット:A4サイズ20ページ

  • 英訳ブックレット:A4サイズ40ページ:ドミニク・パイニ、ニコル・ブレネズ、ジャン=ポール・バタッジアによる紹介文を添えた、マイケル・ウィットによる5つのセクションの英訳付きブックレット

 

【シナリオ(Scénarios):5冊のノートについて】 

ジャン=リュック・ゴダールが自身最後のプロジェクトとなる『シナリオ』のために制作した5冊のノートを、できる限り忠実に再現した1,000部限定の初版本。 

 

映画『イメージの本(原題:Le Livre d'image)』(2018年カンヌ国際映画祭スペシャル・パルムドール受賞)の完成から2022年9月に自ら死去するまでの間、ジャン=リュック・ゴダールは、演劇、オペラ、映画という複合的なプロジェクトの作品を構想していました。ところが、関係機関との調整が難航し、それに加えてゴダール自身の肉体の衰えもあり、『シナリオ』は1つの映画作品に収斂することになります。そしてさらに、映画という大掛かりな装置が日ごとに自分の手の届かない存在に思われてきたころ、彼にとっては、プロジェクトの準備のための制作ノートが、死との闘いにおける重要なものとなっていったのです。 

 

コラージュ、引用、アッサンブラージュという技法によってノートを制作する行為は、ジャン=リュック・ゴダールの作品に繰り返し見られてきました。多くの手作業と思考プロセス(構成、分裂、消滅、抹消、加筆と過剰加筆、補足と修正、概算、くり抜き…)で構成されるノートは、作品を創造するための固有の言語を探求するためのツールとなりました。2019年から2021年にかけて、ジャン=リュック・ゴダールは『シナリオ』のために5冊のノートを制作し、それらが最終形に近づくにつれ、彼は特に慎重にデザインしました。それぞれの新しい試作は、「シナリオ」の特性を探求する段階を経た成果であり、以前の作品に複雑さを与えながら完成へと導いています。 

 

紙のフィルム、日の目を見ることのなかった映画の亡霊、「フェイク・ニュース」、「固定観念」、一神教、人間の喜劇…制作ノートは、繰り返されるテーマに取り憑かれています。映画の技術的な装置から解放され、ジャン=リュック・ゴダールは、最後まで、映画のそれとなりうる言語を探し続けました。2021年に撮影され『シナリオ:予告篇の構想(原題:Exposé du film annonce du film 「Scénario」)』と題された映画として発表された36分のシークエンス内において、彼自身による5冊目の制作ノートの緊迫した朗読がそれを示しているでしょう。ジャン=リュック・ゴダールは、死を選択する1週間前に、それまで取り組んでいたプロジェクト(Scénarios、18分)とは異なる『Scénarios』(複数形)というタイトルの作品を完成させるよう指示を出したのです。 

 

この度のレプリカノート(1,000部)は、印刷技術により、限りなくオリジナルに近い形で造形の美しさを再現しています。 

 このBOXセットの出版と並行して、映画『シナリオ(Scénarios)』と映画『シナリオ:予告篇の構想』の上映に加え、オリジナルの制作ノートが世界各地でお披露目されています。スペインのヒホン(2024年10月)を皮切りに、パリのオランジュリー美術館(2024年11月)、ロンドンのインスティテュート・オブ・コンテンポラリー・アーツ(ICA)(2024年12月)にてオリジナル制作ノートの展覧会が開催されました。 

 

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『Scénarios』制作ノートレプリカBOOKセット

2025

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『イメージの本』『シナリオ』両作のプロデューサーであり、アーティストでもあるミトラ・ファラハニ氏の指揮のもと、実際のゴダールの制作ノートを限りなく忠実に再現したレプリカブックの特別ボックスセットです。

シリアルナンバー入り/限定1,000部(国内100セット限定)

- 化粧箱: 26 x 32 cm

- ノートブック1(2019年5月)の再現:19 x 22.5 cm(18ページ) 

- ノートブック 2(2020年7月)の複製:23 x 29.7 cm(ワイヤー綴じ、78ページ)

- ノートブック 3(2020年12月)の複製:20.5 x 29.5 cm(36ページ)

- ノートブック 4(201年3月)の複製:10 x 15 cm(40ページ)

- ノートブック 5(2021年10月)の複製:21 x 14.5 cm(28ページ)

- 著者テキストブックレット:A4サイズ20ページ

  • 英訳ブックレット:A4サイズ40ページ:ドミニク・パイニ、ニコル・ブレネズ、ジャン=ポール・バタッジアによる紹介文を添えた、マイケル・ウィットによる5つのセクションの英訳付きブックレット

 

【シナリオ(Scénarios):5冊のノートについて】 

ジャン=リュック・ゴダールが自身最後のプロジェクトとなる『シナリオ』のために制作した5冊のノートを、できる限り忠実に再現した1,000部限定の初版本。 

 

映画『イメージの本(原題:Le Livre d'image)』(2018年カンヌ国際映画祭スペシャル・パルムドール受賞)の完成から2022年9月に自ら死去するまでの間、ジャン=リュック・ゴダールは、演劇、オペラ、映画という複合的なプロジェクトの作品を構想していました。ところが、関係機関との調整が難航し、それに加えてゴダール自身の肉体の衰えもあり、『シナリオ』は1つの映画作品に収斂することになります。そしてさらに、映画という大掛かりな装置が日ごとに自分の手の届かない存在に思われてきたころ、彼にとっては、プロジェクトの準備のための制作ノートが、死との闘いにおける重要なものとなっていったのです。 

 

コラージュ、引用、アッサンブラージュという技法によってノートを制作する行為は、ジャン=リュック・ゴダールの作品に繰り返し見られてきました。多くの手作業と思考プロセス(構成、分裂、消滅、抹消、加筆と過剰加筆、補足と修正、概算、くり抜き…)で構成されるノートは、作品を創造するための固有の言語を探求するためのツールとなりました。2019年から2021年にかけて、ジャン=リュック・ゴダールは『シナリオ』のために5冊のノートを制作し、それらが最終形に近づくにつれ、彼は特に慎重にデザインしました。それぞれの新しい試作は、「シナリオ」の特性を探求する段階を経た成果であり、以前の作品に複雑さを与えながら完成へと導いています。 

 

紙のフィルム、日の目を見ることのなかった映画の亡霊、「フェイク・ニュース」、「固定観念」、一神教、人間の喜劇…制作ノートは、繰り返されるテーマに取り憑かれています。映画の技術的な装置から解放され、ジャン=リュック・ゴダールは、最後まで、映画のそれとなりうる言語を探し続けました。2021年に撮影され『シナリオ:予告篇の構想(原題:Exposé du film annonce du film 「Scénario」)』と題された映画として発表された36分のシークエンス内において、彼自身による5冊目の制作ノートの緊迫した朗読がそれを示しているでしょう。ジャン=リュック・ゴダールは、死を選択する1週間前に、それまで取り組んでいたプロジェクト(Scénarios、18分)とは異なる『Scénarios』(複数形)というタイトルの作品を完成させるよう指示を出したのです。 

 

この度のレプリカノート(1,000部)は、印刷技術により、限りなくオリジナルに近い形で造形の美しさを再現しています。 

 このBOXセットの出版と並行して、映画『シナリオ(Scénarios)』と映画『シナリオ:予告篇の構想』の上映に加え、オリジナルの制作ノートが世界各地でお披露目されています。スペインのヒホン(2024年10月)を皮切りに、パリのオランジュリー美術館(2024年11月)、ロンドンのインスティテュート・オブ・コンテンポラリー・アーツ(ICA)(2024年12月)にてオリジナル制作ノートの展覧会が開催されました。 

 

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エディション 1000
商品コード 1100045633
著者 ジャン=リュック・ゴダール
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