OIL by 美術手帖ギャラリーで開催の個展「Still Painter life」（2024/1/19～2/5）にて発表された作品。

Yohta Matsuokaは、日本のライブペイント・シーンの黎明期である2004年から「JONJON GREEN」名義で壁画やライブペイントを主体として活動を開始。エットレ・ソットサス（Ettore Sottsass）を中心とする80年代のデザイナー集団メンフィス（Memphis）から強い影響を受けたYohta Matsuokaの作風は、色彩豊かな図形や反復するパターンなどを組み合わせた抽象作品を軸としており、さまざまな空間に適応する能力を持ち、国内外の多くの場所に巨大な壁画を残してきました。

本展では2021年よりYohta Matsuokaが発表している『夜明け前 / Before Dawn』シリーズをベースに、自身のルーツであるグラフィティアートを組み合わせた新作を発表します。

本格的なアーティストとしての活動を開始する以前のYohta Matsuokaが影響を受けたカルチャーを、近年の作風と組み合わせることで、独自の視点によって昇華し、新たに生み出された作品群です。近代日本画家の構図を再構築し、ストリートのエッセンスを加えたYohta Matsuokaの静物画に対する新たな解釈となります。