※フレーム代は別途になります。

 

作家による作品解説

僕は2022年秋、ネパール・ヒマラヤにある未踏峰プンギ(6524m)の登頂を目指し、42日間の遠征に出掛けた。

衛星画像や地形図はその山の外形をおおよそ明らかにするが、人跡未踏というだけで、そこには無限のディテールと可能性(未知性)が備わっている。未踏峰登山という行為を通して、身体と世界の感触を確かめているのだ。未踏峰プンギ遠征にまつわる今回の制作は、僕が見た情景(sight)そのものではなく、その場所(site)そのものを表すものでもない。身体と接触していた山の端に刻まれた痕跡と、身体に侵食した山の気配であって、山と身体の重なりの幅員が描き出す一本の線を、感触と表象の地形図としてしたためる試みである。

 

作家プロファイル

加々見 太地

1993年 神奈川県生まれ

2020年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了

2022年まで東京藝術大学COI拠点特任助手を勤める

自身の身体で感じた世界や自然界の肌触りを元に、彫刻や写真を発表している。登山活動にも力を入れており、ヒマラヤやアラスカでの登山を経験。人と自然との積極的な関わりに関心を持ち、自身の強烈な自然体験で得られた身体感覚や、世界の認識をテーマに制作している。

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加々見太地

Phungi "sight" #2

2023

¥ 33,000 (税込)

※フレーム代は別途になります。

 

作家による作品解説

僕は2022年秋、ネパール・ヒマラヤにある未踏峰プンギ(6524m)の登頂を目指し、42日間の遠征に出掛けた。

衛星画像や地形図はその山の外形をおおよそ明らかにするが、人跡未踏というだけで、そこには無限のディテールと可能性(未知性)が備わっている。未踏峰登山という行為を通して、身体と世界の感触を確かめているのだ。未踏峰プンギ遠征にまつわる今回の制作は、僕が見た情景(sight)そのものではなく、その場所(site)そのものを表すものでもない。身体と接触していた山の端に刻まれた痕跡と、身体に侵食した山の気配であって、山と身体の重なりの幅員が描き出す一本の線を、感触と表象の地形図としてしたためる試みである。

 

作家プロファイル

加々見 太地

1993年 神奈川県生まれ

2020年 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了

2022年まで東京藝術大学COI拠点特任助手を勤める

自身の身体で感じた世界や自然界の肌触りを元に、彫刻や写真を発表している。登山活動にも力を入れており、ヒマラヤやアラスカでの登山を経験。人と自然との積極的な関わりに関心を持ち、自身の強烈な自然体験で得られた身体感覚や、世界の認識をテーマに制作している。

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取り扱い GASBOOK
エディション 5
サイズ 44.8 x 33.0 x cm
素材 C-Print
商品コード 1100026600
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