幼いころから、太陽よりも月の方が好きだった。

幼少期を過ごした田舎の家のまわりには灯が少なく、月の明るさがよくわかった。

ただ、神秘的な月の妖精を描きたかった──

それだけだったはずなのに、筆を動かしているうちに、なぜか寂しい気配が絵に宿った。

月の光のように静かで、目立つのに遠い存在。

灯幻館の舞台裏には、そんな妖精がいてほしいと思った。

月の光の時間帯にしか現れない、小さな観客たち。

静かに、ただそこにいて、役者の呼吸に耳を澄ませている。

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安藤しづか

月の妖精 ー 灯幻館にて

2025

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幼いころから、太陽よりも月の方が好きだった。

幼少期を過ごした田舎の家のまわりには灯が少なく、月の明るさがよくわかった。

ただ、神秘的な月の妖精を描きたかった──

それだけだったはずなのに、筆を動かしているうちに、なぜか寂しい気配が絵に宿った。

月の光のように静かで、目立つのに遠い存在。

灯幻館の舞台裏には、そんな妖精がいてほしいと思った。

月の光の時間帯にしか現れない、小さな観客たち。

静かに、ただそこにいて、役者の呼吸に耳を澄ませている。

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取り扱い ホワイトストーンギャラリー 銀座新館
エディション unique
サイズ 72.2 x 91.0 x cm
素材 Panel, Silk-textured art cloth, Ink, Suihi pigment, Mineral pigments, Tengujō paper
商品コード 1100048772
著者 安藤しづか
配送までの期間 出荷予定:発送日程につきましては、個別にご相談させていただきます。
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