水田寛は1982年大阪府に生まれ、2006年京都市立芸術大学美術学部を卒業、08年に京都市立芸術大学大学院美術研究科を修了。

 渋滞する道路や規則正しく並ぶマンションといった都市の風景を独自の描写力と色彩感覚で描き、「MOTアニュアル」(東京都現代美術館)、「VOCA展」(上野の森美術館)などのグループ展に参加するなど精力的に活動している。

本作は、2015年の個展「やわらかいしかく」(MEM、東京)への出品作。

 

アーティスト・ステートメント

絵は、しかくい紙やキャンバスに描かれることが多い。最初はかたくて真っ白なしかくが、絵を描かれることでその存在感が中和されて、どんどんやわらかいものになって行く。しかし、ある折り返し地点を過ぎると、今度は描かれたものの力によって、しかくはまた別のかたさを持ち始め、そこからは描けば描くほどかたくなって行く。そうなってみると、途中のやわらかかった時がすごく魅力的だったように思えて引き返したくなる。

しかくのやわらかさを保ちつつ、絵の深さや奥行きを作り込んで行くにはどうしたらいいだろうか。長いことそんな風に考えながら絵を描いているうちに、自ずと今のようなやり方になってきた。

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水田寛

虫 2

2015

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水田寛は1982年大阪府に生まれ、2006年京都市立芸術大学美術学部を卒業、08年に京都市立芸術大学大学院美術研究科を修了。

 渋滞する道路や規則正しく並ぶマンションといった都市の風景を独自の描写力と色彩感覚で描き、「MOTアニュアル」(東京都現代美術館)、「VOCA展」(上野の森美術館)などのグループ展に参加するなど精力的に活動している。

本作は、2015年の個展「やわらかいしかく」(MEM、東京)への出品作。

 

アーティスト・ステートメント

絵は、しかくい紙やキャンバスに描かれることが多い。最初はかたくて真っ白なしかくが、絵を描かれることでその存在感が中和されて、どんどんやわらかいものになって行く。しかし、ある折り返し地点を過ぎると、今度は描かれたものの力によって、しかくはまた別のかたさを持ち始め、そこからは描けば描くほどかたくなって行く。そうなってみると、途中のやわらかかった時がすごく魅力的だったように思えて引き返したくなる。

しかくのやわらかさを保ちつつ、絵の深さや奥行きを作り込んで行くにはどうしたらいいだろうか。長いことそんな風に考えながら絵を描いているうちに、自ずと今のようなやり方になってきた。

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取り扱い MEM
サイズ 35.0 x 30.0 x 3.5 cm
素材 カンヴァスに油彩、糸
商品コード 1100003086
配送までの期間 さし箱付。ご注文後に箱を制作しますので、発送日時に関しては、ご購入者へ別途ご連絡いたします。
備考 額装をご希望の方は別途ご相談ください。
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