木星行きでいいかしら? 左斜め前から

木星行きでいいかしら?

木星行きでいいかしら? 右斜め前から

木星行きでいいかしら? 右斜め前から〜側面

2作品 遠景 奥:木星行きでいいかしら? 右:mild confusion

木星行きでいいかしら?  左斜め前から
木星行きでいいかしら?
木星行きでいいかしら? 右斜め前から
木星行きでいいかしら? 右斜め前から〜側面
2作品 遠景 奥:木星行きでいいかしら? 右:mild confusion

世界はたくさんの自我が繋がりそれぞれの物語が重なり合いながら構成されています。
シェイプドパネルのシリーズではそれをテーマにし、重層する物語のワンシーンをイメージして表現しようとしています。

このシリーズにおいては、支持体が抽象かつ具象的な形をしています。表面に描かれた色彩のアプローチは一見すると無作為な色の羅列のようにも見えますが、実はある一つの絵画的イメージ(原画)からシェイプドの形に切り抜いたものなのです。

制作においては不定形な支持体と多層的色面が視覚的に調和するように試みています。そこにたどり着くには、さまざまな要素のバランスを保たせる必要があるのですが、それはある種、絵画の普遍的な取り組みとも言えるでしょう。
むしろこのシリーズの特徴は、支持体の形にトリミングされることで本来の主体性が欠落し、2つの異なる主体(支持体とペインティング)が絵画なのか立体作品なのか両義的な状態で共鳴していることなのかもしれません。

今回の奈良での個展「そのノートに記された世界の謎」では、2023年から取り組んできた6点で1組の大作(ドローイングをイメージした線状のパネルの作品)を中心に、複数の新作(キャンバスのタブロー作品も含む)を展示しています。
特に切り抜かれた曲線が細くなると色の連なりだけが強調され、より純粋な色面のコンポジションが意識されるようになります。パネルの立体造形とトリミングされた色彩イメージを交叉させることで、今は絵画というイメージから離れたところから、新たな絵画表現を模索しています。

文:冬耳 2024年10月

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冬耳

木星行きでいいかしら?

2024

¥ 214,500 (税込)

世界はたくさんの自我が繋がりそれぞれの物語が重なり合いながら構成されています。
シェイプドパネルのシリーズではそれをテーマにし、重層する物語のワンシーンをイメージして表現しようとしています。

このシリーズにおいては、支持体が抽象かつ具象的な形をしています。表面に描かれた色彩のアプローチは一見すると無作為な色の羅列のようにも見えますが、実はある一つの絵画的イメージ(原画)からシェイプドの形に切り抜いたものなのです。

制作においては不定形な支持体と多層的色面が視覚的に調和するように試みています。そこにたどり着くには、さまざまな要素のバランスを保たせる必要があるのですが、それはある種、絵画の普遍的な取り組みとも言えるでしょう。
むしろこのシリーズの特徴は、支持体の形にトリミングされることで本来の主体性が欠落し、2つの異なる主体(支持体とペインティング)が絵画なのか立体作品なのか両義的な状態で共鳴していることなのかもしれません。

今回の奈良での個展「そのノートに記された世界の謎」では、2023年から取り組んできた6点で1組の大作(ドローイングをイメージした線状のパネルの作品)を中心に、複数の新作(キャンバスのタブロー作品も含む)を展示しています。
特に切り抜かれた曲線が細くなると色の連なりだけが強調され、より純粋な色面のコンポジションが意識されるようになります。パネルの立体造形とトリミングされた色彩イメージを交叉させることで、今は絵画というイメージから離れたところから、新たな絵画表現を模索しています。

文:冬耳 2024年10月

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取り扱い Gallery OUT of PLACE
サイズ 57.0 x 55.0 x 2.0 cm
商品コード 1100038859
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