window #29

ART OSAKA 2023

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ART OSAKA  2023
ART OSAKA  2023

中島一平の油彩は、小さなサイズながら、異なる豊かな色彩を織りなし、大胆な筆跡で水平方向(時々垂直方向もありつつ)に広がりを感じさせるものだ。
作家は、1970年代後半から美術家としての活動を始めているが、当初彼の関心は絵画構造と色彩的な抽象絵画との関係を探求することにあった。
絵画の成り立ちを様々な要素へと分節しながら、あるいは方法論を変化させながら模索し、その過程の中で多くをミニマリズムからも学んだと言う。しかし中島の絵画は単純さや無表情さではなく、より色彩的でよりデリケートな感情を反映させる画面へと向かったと言えるだろう。そしてここに紹介するシリーズ「窓から」は、2020年ごろから作家が敬愛して止まないJ.S.バッハの 48の平均律クラヴィーア曲集を意識して描き始められたものだ。 バッハ作曲のそれぞれのピアノ曲は、短いもので約1分、長くて4分程度の小品であり、それら48曲を集めたものが平均律クラヴィーア曲集である。
全く同じ様でいて前とは違うほんの少しの変化や感情の起伏に敏感でいることの大切さ、それを確かめることこそがこのシリーズの中で続けられていることそのものなのだ。 小さな作品を、愛でるように一つ一つ大事に丹念に仕上げること、大きいサイズでは持ち得ない、小さなものにこそ宿る喜びと哀愁、物悲しさ、それがこのシリーズ「窓から」の中心主題なのだと中島はいう。

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中島一平

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2022

¥ 121,000 (税込)

中島一平の油彩は、小さなサイズながら、異なる豊かな色彩を織りなし、大胆な筆跡で水平方向(時々垂直方向もありつつ)に広がりを感じさせるものだ。
作家は、1970年代後半から美術家としての活動を始めているが、当初彼の関心は絵画構造と色彩的な抽象絵画との関係を探求することにあった。
絵画の成り立ちを様々な要素へと分節しながら、あるいは方法論を変化させながら模索し、その過程の中で多くをミニマリズムからも学んだと言う。しかし中島の絵画は単純さや無表情さではなく、より色彩的でよりデリケートな感情を反映させる画面へと向かったと言えるだろう。そしてここに紹介するシリーズ「窓から」は、2020年ごろから作家が敬愛して止まないJ.S.バッハの 48の平均律クラヴィーア曲集を意識して描き始められたものだ。 バッハ作曲のそれぞれのピアノ曲は、短いもので約1分、長くて4分程度の小品であり、それら48曲を集めたものが平均律クラヴィーア曲集である。
全く同じ様でいて前とは違うほんの少しの変化や感情の起伏に敏感でいることの大切さ、それを確かめることこそがこのシリーズの中で続けられていることそのものなのだ。 小さな作品を、愛でるように一つ一つ大事に丹念に仕上げること、大きいサイズでは持ち得ない、小さなものにこそ宿る喜びと哀愁、物悲しさ、それがこのシリーズ「窓から」の中心主題なのだと中島はいう。

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取り扱い Gallery OUT of PLACE
サイズ 24.0 x 33.0 x 2.0 cm
素材 oil on canvas
商品コード 1100029570
配送までの期間 決済後、お届けまでに約2~3週間かかります。
備考 本作品は店頭併売品につき、品切れの場合にはご注文をキャンセルさせて頂く場合がございます。
予めご了承ください。
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