こちらの作品は、現在亀戸アートセンターで開催中の六根由里香 個展「もち餅は餠や」にて展示中です。

【作家プロフィール】

六根由里香

1995年大阪府生まれ。2021年京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程版画領域修了。

周囲にあるモノが咄嗟に目の端に飛び込んでくる経験をチャンスイメージと見なし、リトグラフやシルクスクリーン、拓本などの版画技法を用いて、どうにか嘘がまことになる瞬間を企んでいる。

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マイファイ絵画実験室 Presents 

六根由里香 個展「もち餅は餠や」

会期 2026年1月10日(土) - 1月22日(木) ※会期中無休

時間 平日 16時 - 22時 土日祝 13時 - 19時

場所 亀戸アートセンター (KAC)

最寄 都営新宿線 東大島駅 大島口

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亀戸アートセンターでは、2026年最初の展覧会として、アーティストの水野健一郎が主宰する *マイファイ絵画実験室 プロデュースによる、六根由里香 個展「もち餅は餠や」を開催します。

六根は、リトグラフやシルクスクリーンといった版画技法を軸に、日常の中でふと気にかかる曖昧なイメージや記憶を作品化してきました。それは木目が顔に見えたり、使われなくなった物の形に存在感を感じたりする「チャンスイメージ」を出発点として、描く・刷る・写し取るといった行為を重ねることで、自身が“忘れたくない感覚“をもう一度取り戻そうという試みです。

近年の六根の関心は、身近な人々の所有物や、失われた記憶にまつわる「いい加減さ」に向けられています。祖母の家にかつてあった生活用品、いつの間にか処分されてしまった物、それについて語られる曖昧な記憶。現物が失われたあと、断片的な証言や自身の記憶を頼りに似た物を探し直し、さらに拓本や版画としてそれらを写し取っていくことで、その事実と嘘、記憶と想像が幾重にも重なり形作られていきます。そうして生まれるのは「本物」に近づこうとしながら、決して一致しない像です。その過程では、家族の曖昧な記憶や、買い直された「同じようで違う物」、事実と想像のズレが重なり合い「本当」と「嘘」の境界が揺らいでいきます。作家自身が「何してんねやろ」と思わずつぶやいてしまうようなその滑稽さや、作品制作の中で生まれる家族との会話、またそのコミュニケーションを通して実感する様々な「いい加減さ」といった一つ一つが作品を形成している重要な要素となっていると言えます。

本展「もち餅は餠や」は、2025年の夏に大阪のhitotoで開催された個展「餅は餠屋」の第二弾にあたる展覧会です。祖母の家にあった記憶の中の餅つき機や、祖母が丸めた、歪んでいていい加減だけど美味しそうな餅の形は、それを描こうとすると途端に捉えどころを失います。六根はその難しさを引き受けるように、リトグラフ、ドローイング、拓本、紙粘土など複数の方法を用いて、「もち」をさらに深掘りします。

失われた物、曖昧な記憶、いい加減さ。そういったことすべてを肯定的に引き受けながら形にしていく六根由里香の個展「もち餅は餠や」、この機会にぜひご覧ください。

*マイファイ絵画実験室は、アーティスト水野健一郎 が1990年代に培った、上手い下手にとらわれない絵画表現を共有するための実験的な講座。2019年のYouTube配信(第1期)を皮切りに、リモートワークショップ(第2期)、対面ワークショップ(第3期)へと展開し、受講生による展覧会も継続的に開催している。

・作家ステートメント

祖母の家では、年末になると餅つき機でお餅を作っていました。大学3年生の頃、久々に餅つきに参加して丸めて並べると、祖母が丸めたものは丸める気の無い、ぐでっとしたお餠たちだと気づきました。なんでなのか尋ねると、歳とともに邪魔くさなったと。それでも美味そうに見えるのは、祖母が丸めたお餠。綺麗に丸められたものよりとっても美味しそうなのです。

近頃、祖母は終活運動を加速させてあらゆるものを処分しています。餅つき機も捨てていました。

餅つき機という名のくせに、実際には餅を回している機械。餅つき機をもう一度見たいと思い、母や祖母にいつの年代のものだったのか聞き取りをして購入を試みましたが高価で買えませんでした。機械より餅本体の方が見たい、食べたいと思い出すようになりました。

祖母や母のいいかげんさ、テキトウであることは、私に伝わっていると制作を通して思わされます。色々な嘘を重ねた作品・もち餅を並べて、どうにか嘘がまことになるような瞬間を作れたらと思います。という展示の二度目を開催いたします。

 

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六根由里香

「gentian」額装込み

2025

¥ 21,120 (税込)

こちらの作品は、現在亀戸アートセンターで開催中の六根由里香 個展「もち餅は餠や」にて展示中です。

【作家プロフィール】

六根由里香

1995年大阪府生まれ。2021年京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程版画領域修了。

周囲にあるモノが咄嗟に目の端に飛び込んでくる経験をチャンスイメージと見なし、リトグラフやシルクスクリーン、拓本などの版画技法を用いて、どうにか嘘がまことになる瞬間を企んでいる。

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マイファイ絵画実験室 Presents 

六根由里香 個展「もち餅は餠や」

会期 2026年1月10日(土) - 1月22日(木) ※会期中無休

時間 平日 16時 - 22時 土日祝 13時 - 19時

場所 亀戸アートセンター (KAC)

最寄 都営新宿線 東大島駅 大島口

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亀戸アートセンターでは、2026年最初の展覧会として、アーティストの水野健一郎が主宰する *マイファイ絵画実験室 プロデュースによる、六根由里香 個展「もち餅は餠や」を開催します。

六根は、リトグラフやシルクスクリーンといった版画技法を軸に、日常の中でふと気にかかる曖昧なイメージや記憶を作品化してきました。それは木目が顔に見えたり、使われなくなった物の形に存在感を感じたりする「チャンスイメージ」を出発点として、描く・刷る・写し取るといった行為を重ねることで、自身が“忘れたくない感覚“をもう一度取り戻そうという試みです。

近年の六根の関心は、身近な人々の所有物や、失われた記憶にまつわる「いい加減さ」に向けられています。祖母の家にかつてあった生活用品、いつの間にか処分されてしまった物、それについて語られる曖昧な記憶。現物が失われたあと、断片的な証言や自身の記憶を頼りに似た物を探し直し、さらに拓本や版画としてそれらを写し取っていくことで、その事実と嘘、記憶と想像が幾重にも重なり形作られていきます。そうして生まれるのは「本物」に近づこうとしながら、決して一致しない像です。その過程では、家族の曖昧な記憶や、買い直された「同じようで違う物」、事実と想像のズレが重なり合い「本当」と「嘘」の境界が揺らいでいきます。作家自身が「何してんねやろ」と思わずつぶやいてしまうようなその滑稽さや、作品制作の中で生まれる家族との会話、またそのコミュニケーションを通して実感する様々な「いい加減さ」といった一つ一つが作品を形成している重要な要素となっていると言えます。

本展「もち餅は餠や」は、2025年の夏に大阪のhitotoで開催された個展「餅は餠屋」の第二弾にあたる展覧会です。祖母の家にあった記憶の中の餅つき機や、祖母が丸めた、歪んでいていい加減だけど美味しそうな餅の形は、それを描こうとすると途端に捉えどころを失います。六根はその難しさを引き受けるように、リトグラフ、ドローイング、拓本、紙粘土など複数の方法を用いて、「もち」をさらに深掘りします。

失われた物、曖昧な記憶、いい加減さ。そういったことすべてを肯定的に引き受けながら形にしていく六根由里香の個展「もち餅は餠や」、この機会にぜひご覧ください。

*マイファイ絵画実験室は、アーティスト水野健一郎 が1990年代に培った、上手い下手にとらわれない絵画表現を共有するための実験的な講座。2019年のYouTube配信(第1期)を皮切りに、リモートワークショップ(第2期)、対面ワークショップ(第3期)へと展開し、受講生による展覧会も継続的に開催している。

・作家ステートメント

祖母の家では、年末になると餅つき機でお餅を作っていました。大学3年生の頃、久々に餅つきに参加して丸めて並べると、祖母が丸めたものは丸める気の無い、ぐでっとしたお餠たちだと気づきました。なんでなのか尋ねると、歳とともに邪魔くさなったと。それでも美味そうに見えるのは、祖母が丸めたお餠。綺麗に丸められたものよりとっても美味しそうなのです。

近頃、祖母は終活運動を加速させてあらゆるものを処分しています。餅つき機も捨てていました。

餅つき機という名のくせに、実際には餅を回している機械。餅つき機をもう一度見たいと思い、母や祖母にいつの年代のものだったのか聞き取りをして購入を試みましたが高価で買えませんでした。機械より餅本体の方が見たい、食べたいと思い出すようになりました。

祖母や母のいいかげんさ、テキトウであることは、私に伝わっていると制作を通して思わされます。色々な嘘を重ねた作品・もち餅を並べて、どうにか嘘がまことになるような瞬間を作れたらと思います。という展示の二度目を開催いたします。

 

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取り扱い 亀戸アートセンター
エディション 5
サイズ 31.7 x 31.7 x cm
素材 シルクスクリーン・水性インク、箔
商品コード 1100050303
配送までの期間 会期終了後1ヶ月ぐらい
備考 ※本作品は店頭併売品につき、品切れの場合にはご注文をキャンセルさせていただく場合がございます。
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