こちらの作品は、現在亀戸アートセンターで開催中のwu-tangPaul Descampurisakachinatsuによる三人展「les trois pattes du canard アヒルの三本足」にて展示中です。

【作家プロフィール】

urisakachinatsu

グラフィックデザイナー。美術・ファッション・音楽などのグラフィックデザインワークの他に、自身のビジュアルアート制作やアパレルブランド「oyster service」を運営している。

2020年大阪芸術大学デザイン学科グラフィックデザインコース卒業後、広告制作会社勤務を経て現在フリーランスで活動。

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wu-tang,  Paul Descamps,  urisakachinatsu

“les trois pattes du canard アヒルの三本足”

会期 2025年8月15日(金)〜8月27日(水) *会期中無休

時間 16時〜22時 (土日も16時〜)

場所 亀戸アートセンター (KAC)

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亀戸アートセンターは日本とフランスの若手作家、wu-tang、Paul Descamp、urisakachinatsuによる三人展「les trois pattes du canard アヒルの三本足」を開催します。

日本とフランス、それぞれの場所で活動する3人の作品には、一見異なる素材や手法が用いられていながら、どこか共鳴し合う感覚が流れています。本展は世代や時代感覚、または「今」という時間の中で作家たちが共通して持ち合わせている感覚が何なのかを探りたいという思いが起点となった展覧会です。

wu-tangは、石を二つに割り、一方を焼成して変色させた後、元の形に再接合することで彫刻作品を制作しています。焼かれた石は、もう一つの現実として立ち現れ、そこに生まれた同一素材の差異が、並行する世界(パラレルワールド)の存在を静かに示唆し、また、作品に誰もが容易に思い浮かべることのできるハートやチューリップなど、記号化された単純なモチーフを用いることで美術の制度や前提への静かな抵抗を表しています。また、wu-tangは石彫に限らず、日常生活の中で出会う身近なものや材料、例えば、おもちゃやブリキの板、食材といった様々な素材に興味を示し、それらを用いた実験的な作品も制作しています。その時々の環境や状況に応じて、今だからこそ生まれるアイデアを柔軟に形にする軽やかさが、彼女の創作全体に通底しています。

Paul Descampsは、ドローイングを起点に、絵画や陶芸へと展開してきたフランスのアーティストです。彼の作品には、色彩や構成の強い意志が宿り、モチーフや線の選び方にも明確な個性と緊張感が漂います。その背景には、荒木飛呂彦やCLAMP、矢沢あい、尾田栄一郎といった日本の漫画家たちからの影響があり、物語性と視覚的魅力が同時に浮かび上がるイメージの構築が特徴的です。Paulにとって「絵画」とは、単なるイラストレーションではなく「絵画として成り立つ像」であるべきものであり、その感覚を探りながら慎重に取捨選択を重ねて制作を行っています。また、陶芸作品においても「3Dの絵画」と言えるような感覚で造形を行い、ドローイングの延長として立体にアプローチしています。ジャンルを横断しながら、「描くこと」への探求を続ける彼の作品は、直感的な強度と曖昧さが同居し、観る者それぞれの解釈と読解の余地を与えてくれます。

urisakachinatsuは、グラフィックデザインや絵画、アパレル、アートグッズなど多岐にわたる活動を行う作家です。彼女の作品は、抽象的な図形や色彩、テクスチャを感覚的に組み合わせて構成されており、「好き」という感覚が全体を貫いています。完成の判断も直感的に行われ、出力された作品は何度も眺められ、じっくりと見極められます。ファッション誌やCDジャケット、そして子ども時代のカラフルなおもちゃ、そういった個人的な記憶や憧れの積層が、作品の中にに息づいています。

本展では、国や言語を超えて活動する同世代の作家たちの感性や視点に着目します。作品を通して、彼らのあいだに流れる無意識のつながりのようなものを、ぜひご自身の眼で確かめてみてください。

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urisakachinatsu

Thedance floor isn't there no more

2025

¥ 13,200 (税込)

こちらの作品は、現在亀戸アートセンターで開催中のwu-tangPaul Descampurisakachinatsuによる三人展「les trois pattes du canard アヒルの三本足」にて展示中です。

【作家プロフィール】

urisakachinatsu

グラフィックデザイナー。美術・ファッション・音楽などのグラフィックデザインワークの他に、自身のビジュアルアート制作やアパレルブランド「oyster service」を運営している。

2020年大阪芸術大学デザイン学科グラフィックデザインコース卒業後、広告制作会社勤務を経て現在フリーランスで活動。

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wu-tang,  Paul Descamps,  urisakachinatsu

“les trois pattes du canard アヒルの三本足”

会期 2025年8月15日(金)〜8月27日(水) *会期中無休

時間 16時〜22時 (土日も16時〜)

場所 亀戸アートセンター (KAC)

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亀戸アートセンターは日本とフランスの若手作家、wu-tang、Paul Descamp、urisakachinatsuによる三人展「les trois pattes du canard アヒルの三本足」を開催します。

日本とフランス、それぞれの場所で活動する3人の作品には、一見異なる素材や手法が用いられていながら、どこか共鳴し合う感覚が流れています。本展は世代や時代感覚、または「今」という時間の中で作家たちが共通して持ち合わせている感覚が何なのかを探りたいという思いが起点となった展覧会です。

wu-tangは、石を二つに割り、一方を焼成して変色させた後、元の形に再接合することで彫刻作品を制作しています。焼かれた石は、もう一つの現実として立ち現れ、そこに生まれた同一素材の差異が、並行する世界(パラレルワールド)の存在を静かに示唆し、また、作品に誰もが容易に思い浮かべることのできるハートやチューリップなど、記号化された単純なモチーフを用いることで美術の制度や前提への静かな抵抗を表しています。また、wu-tangは石彫に限らず、日常生活の中で出会う身近なものや材料、例えば、おもちゃやブリキの板、食材といった様々な素材に興味を示し、それらを用いた実験的な作品も制作しています。その時々の環境や状況に応じて、今だからこそ生まれるアイデアを柔軟に形にする軽やかさが、彼女の創作全体に通底しています。

Paul Descampsは、ドローイングを起点に、絵画や陶芸へと展開してきたフランスのアーティストです。彼の作品には、色彩や構成の強い意志が宿り、モチーフや線の選び方にも明確な個性と緊張感が漂います。その背景には、荒木飛呂彦やCLAMP、矢沢あい、尾田栄一郎といった日本の漫画家たちからの影響があり、物語性と視覚的魅力が同時に浮かび上がるイメージの構築が特徴的です。Paulにとって「絵画」とは、単なるイラストレーションではなく「絵画として成り立つ像」であるべきものであり、その感覚を探りながら慎重に取捨選択を重ねて制作を行っています。また、陶芸作品においても「3Dの絵画」と言えるような感覚で造形を行い、ドローイングの延長として立体にアプローチしています。ジャンルを横断しながら、「描くこと」への探求を続ける彼の作品は、直感的な強度と曖昧さが同居し、観る者それぞれの解釈と読解の余地を与えてくれます。

urisakachinatsuは、グラフィックデザインや絵画、アパレル、アートグッズなど多岐にわたる活動を行う作家です。彼女の作品は、抽象的な図形や色彩、テクスチャを感覚的に組み合わせて構成されており、「好き」という感覚が全体を貫いています。完成の判断も直感的に行われ、出力された作品は何度も眺められ、じっくりと見極められます。ファッション誌やCDジャケット、そして子ども時代のカラフルなおもちゃ、そういった個人的な記憶や憧れの積層が、作品の中にに息づいています。

本展では、国や言語を超えて活動する同世代の作家たちの感性や視点に着目します。作品を通して、彼らのあいだに流れる無意識のつながりのようなものを、ぜひご自身の眼で確かめてみてください。

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取り扱い 亀戸アートセンター
エディション 1
サイズ 30.0 x 40.0 x cm
素材 インクジェットポスター
商品コード 1100045863
配送までの期間 会期終了後2週間以内
備考 額込み。

※本作品は店頭併売品につき、品切れの場合にはご注文をキャンセルさせていただく場合がございます。
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