児玉麻緒
《ザササ THESASA》
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須永有
《光と影》
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髙畠依子
《BATHING》
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仲田智
《身体の中を流れる涙 Song of the water》
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松井えり菜
《まーちゃん♡》
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Artist Profile
児玉麻緒(こだま・あさお)
児玉麻緒は1982年東京都生まれ。2008年多摩美術大学絵画科油画専攻卒業。10年同大学大学院博士前期課程絵画専攻油画研究領域修了。身に纏いたいと思うほど植物に魅了されながら、なかなかその魅力を描き切れずモチーフにし続けているという児玉麻緒。その作品の面白さに触発されたマリメッコ社と互いに反応しあい、プロダクトが生まれ販売されたこともある。鮮やかな明色と対照的な暗色による生き生きとした色づかいと力強い構図で、旅先や道ばたで目に留まった植物たちをモチーフに作品を制作し、そこに生き在る自然物に重ね合わせ絵具の物質感、色や質、形で存在させようと試みている。 主な個展に「MONETNCHI」(Hair salon LEILEI、東京、2015)、「project N 65 KODAMA Asao(東京オペラシティアートギャラリー、2016)、「PLANT」(ANA INTERCONTINENTAL TOKYO、2017)など。グループ展に「モネ それからの100年」(横浜美術館、神奈川、名古屋市美術館、愛知、2018)、「Phase 2」(麻生邸、東京、2020)など。14th Flag Art 2010最優秀日比野克彦賞(2010)、FACE 2015 損保ジャパン美術賞展審査員特別賞(2015)などを受賞。
須永有(すなが・ある)
須永有は1989年群馬県生まれ。2014年東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。17年同大学美術研究科絵画専攻修士課程卒業。光や影などを題材に選び、力強いタッチが印象的な須永有は、現在は取手市にある関東最大規模のシェアアトリエ、スタジオ航大を中心に活動の幅を広げている。アーティストとは「物事の新しい見え方を見つけたり作ったり実践する人」と考え、今回は「絵筆で照らす」は雪舟の慧可断臂図に影響を受け制作しているシリーズを展示する。絵筆やキャンバスなどの画材をモチーフとし、人間が絵を描くことの意味を考えながら、絵筆(絵画)が、壁に光を当て、物事の裏側や影までを浮き上がらせることができると思い制作している。 主な個展に「あなたの顔は、よく見える」(un petit GARAGE、東京、2016)、「絵筆で照らす」(un petit GARAGE、東京、2019)など。グループ展に「KODAI vol.1 」(CAPSULE、東京、2019)、「3331ART FAIR 2020」(3331アート千代田、東京、2020)、神宮の杜芸術祝祭「紫幹翠葉−百年の杜のアート」(明治神宮ミュージアム、東京、2020)など。CAF ART AWARD審査員特別賞(2014)、TERRADA ART AWARD最優秀賞(2014)、群馬青年ビエンナーレ入選(2019)などを受賞。
髙畠依子(たかばたけ・よりこ)
髙畠依子は1982年福岡県生まれ。東京都在住。2016年東京藝術大学大学院美術研究科博士課程美術専攻修了博士号(油画)取得。同大学大学院博士課程在籍中にアニ・アルバースの研究のためにアルバース財団でのレジデンスを経験した髙畠は、芸術やデザインなど多分野に渡る素材や色彩、ものの構造に対して常に意識的な制作を続けている。画布の上に絵具を糸のようにして網状に重ねてキャンバスを再生成するかのような絵画を始め、絵具に風、水、火などの「諸元素」を用いて「作り、壊し、また作る」という弁証法的な作法をベースに偶然性を取り入れるなど、実験・思索・試行を積み重ね、新たな絵画表現の可能性に積極的に挑んだ作品を発表し続ける。主な個展に「VENUS」(Gana Art Hannam、ソウル、2019年)、「MARS」(シュウゴアーツ、東京、2020)など。グループ展に「HAMAMATSU SESSIONS」(Hirano Art Gallery、静岡、2020)など。
仲田智(なかた・さとし)
仲田智は1962年埼玉県生まれ。1987年多摩美術大学絵画科油画専攻卒業。89年 同大学大学院美術研究科修了。錆びた鉄、旅⾏の切符やラベル、パンフレットなど⾝近な素材を使⽤したコラージュ作品や、より直感的に描くドローイングシリーズなどを継続的に制作している。その素材から無機質な印象も⼀⾒受けるが、温かみのある⾊調や筆遣いからはどこか懐かしい、旅先にいるような感覚も呼び起こされる。主な個展に「+ing」(DEE’S HALL、東京、2013)、「センドロ」(DEE’S HALL、東京、2015)など。グループ展に「gallery eye 選ぶ力」(kaikai kiki Gallery、東京、2015)、「土祭り」(ヒジサイ、栃木、2015)など。
松井えり菜(まつい・えりな)
松井えり菜は1984年岡山県生まれ。東京都在住。松井えり菜にとって、自画像はコミュニケーションツールであり最も身近なモチーフである。GEISAI6にて金賞を受賞した『エビチリ大好き』に代表される変顔作品は、濃厚な実体験を通して、他者と笑いや感情を共有したいという想いをキャンバス上に体現するものである。デビュー時より自画像表現の可能性の模索を続け、近年は直接的に顔を描写する表現に留まらず、幼少期に油絵に触れるきっかけとなった西洋画と少女漫画をコマ割りで繋ぎ合わせる「古典回帰」シリーズ、今を生きる女性の感情を可視化する層を描いた「レイヤー」シリーズ、自身の分身ともいえる「ウーパールーパー」シリーズなど幅広く愚直に制作に取り組んでいる。主な展覧会に「J’en reve」(カルティエ現代美術館、パリ、2005)、「松井えり菜~大原美術館をおもちゃ箱に」(大原美術館、岡山、2012)、「ROAD SWEET ROAD」(クンストラーハウスベタニエン、ベルリン、2013)、「高橋コレクションミラーニューロン」(東京オペラシティアートギャラリー、2014)、「顔の惑星」(鹿児島県霧島アートの森、2016)、「令和おとぎ草子 桃太郎 KAMISHI By 松井えり菜」(岡山県立美術館、2020)など。また、大原美術館・カルティエ現代美術財団ほか国内外の美術館に作品が収蔵されている。
Information
「Exploring」展 会期:2020年10月20日(火)~31日(土) |