風能奈々 |新作を披露「祈りに似たもの」

現在、渋谷パルコの「Meets by NADIff」で個展開催中の風能奈々。その新作を「OIL by 美術手帖」でも会期終了までの期間限定でご購入いただけます。7月26日まで。

風能奈々(Nana ・ Funo)

 風能奈々は1983年静岡県生まれ。2006年大阪芸術大学芸術学部美術学科油画コースを卒業後、2008年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。現在静岡を拠点に活動しています。主な展覧会に2020年「びじゅつじょろん 2」(藤枝市民会館、静岡)、2009年「触っても触っても遠い」(小山登美夫ギャラリー、東京)、2009年「現代美術の展望 VOCA展 2009 -新しい平面の作家たち-」(上野の森美術館、東京)など。作品はアマン東京、ジャピゴッツィコレクション(スイス/アメリカ)、高橋コレクション、高松市美術館、モンブラン GBU ジャパンに収蔵されています。

 今回ご紹介する絵画は、本年2月に静岡県藤枝市で開催された「びじゅつじょろん2」展に出品するため制作された新作です。新型コロナ感染症の拡大防止のため、この展覧会はオープンしてすぐにクローズとなってしまったため、このたび改めての新作披露となります。

 幼い頃から愛しむ想像や物語の内的世界を、高い密度をもって表現した作品群が特徴的な風能奈々。何層にも重ねられたアクリル絵画はまるで、磁器や彫金を思わせる表情を持って私たちを惹きつけます。刺繍や織物のような繊細な筆致を湛えた絵画は、画面を超えて壮大な物語を語りかけてくるようです。

《マンドラゴラのルビン》

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《曲のよう・一欠片の氷》

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《地下の湿度と紙の手ざわり》

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風能奈々の作品一覧はこちらから

編集部

Information

風能奈々「祈りに似たもの」

会期:2020年7月7日(火)〜26日(日)
会場:Meets by NADiff(渋谷PARCO 4F)
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ4F
電話番号:03-6416-1756
開館時間:11:00〜21:00
※当面の間。新型コロナウィルス感染症の感染予防・拡散防止による
渋谷パルコ営業時間の変更に伴い営業時間の変更をいたしますので、
ご注意くださいませ。
休館日:不定休(渋谷PARCOの休館日に準ずる)
料金:無料