ギャラリー上田より、張媛媛による個展「夢山水」出展作をご紹介

10月19日より、ギャラリー上田では、張媛媛による個展「夢山水」が開催(会期は10月31日まで)。会期にあわせ、オンラインでも出展作を販売いたします。

 張媛媛は古代ヨーロッパ由来の絵画技法であるエンカウスティークを軸に、亜麻布、岩絵具、金箔などを重ね、光や湿度、時間の気配を含んだ作品を制作しています。このたび、ギャラリー上田では、張媛媛による個展「夢山水」を開催します。 

 本展では、山水、鯉、猫、花、吉祥の象徴をめぐる幻想的な作品を発表。中国・宋代の山水画に通じる大気や水の表現を背景に、夢の中を漂うような静けさと、金箔の輝きによる祝祭性が共存する世界が広がります。画面に現れる生き物や風景は、現実の写しではなく、記憶や祈り、縁起の感覚をまとった象徴として立ち上がります。 会期にあわせ、「OIL」でも出展作を販売いたします。

 素材の層、蝋と布の質感、金箔が光を受けて変化する表情を、会場とともにオンラインでもぜひご堪能ください。




《猫夢遊蓬莱山図》






《羊干支迎福図》






《黒鳥遊鯉池図》






《子鯉滝登りⅤ》






《濡れ山水II》





 



 

ギャラリー上田

1978年創業、銀座7丁目交差点に店舗を構える。「アートのある日常の提供」と「地域社会への貢献」を理念に、絵画・陶芸・彫刻などのコンテンポラリーアートを取り扱う。国公立の美術館や企業への設置事例は300以上。近年は若手作家の展覧会も積極的に開催する一方、ホテルやIT企業など他業種とのコラボレーションにも積極的に取り組む。主な取扱作家に、加藤唐九郎、李禹煥、海老原露巌、大塚茂吉、坂本素行、赤木範陸、さとうたけし、張媛媛、武田優作など。



 

編集部

Artist Profile

張媛媛

 張媛媛(チョウ・エンエン)は1984年中国・湖北省生まれ。2007年中国大連大学美術科卒業。横浜国立大学大学院(赤木古典絵画技法研究室)で古典絵画技法を学んだ後、19年に東京藝術大学大学院(油画技法材料研究室)を修了。溶かした蜜蝋を亜麻布に染み込ませる、古代ヨーロッパの技法「エンカウスティーク」を用いて制作を行う。中国・宋の時代に描かれた山水画の表現に感銘を受け、蝋と布が一体化した独特の筆触で、水や大気といった色をもたないものを表現することを試みている。19年に「第37回上野の森美術館大賞展」で大賞を受賞。20年に初個展「縁起もの、円来ものづくし」(ギャラリー上田、東京)を開催し、自身を支えてくれた様々な縁への感謝と、世界中の人々の幸福を願う「縁起もの」をモチーフとした作品を発表した。

Information

張媛媛個展「夢山水」

会期:2026年10月19日〜10月31日
会場:ギャラリー上田
住所:東京都中央区銀座8-8-1 第7セントラルビル8F
開館時間:11:30~18:30(※最終日は17時まで) 
休館日:日曜
料金:無料